出版社内容情報
本書は特にデッサンや版画を取り上げ、各作品ごとに綿密に検討し、ピカソにおけるエロティシズムを解明。
内容説明
画家とモデルを中心に、芸術とエロとの境界を巨匠の個々の作品により解明をめざす。積年の研究によるピカソ論。
目次
1 ピカソ周辺の女たちとモデル
2 初期のピカソ―モデルと絵画
3 キュービスムへの道
4 『ヴォラール・シリーズ』版画
5 『ゲルニカ』の成立
6 『ゲルニカ』以後のピカソと愛人たち
7 素描集「画家とそのモデル」
8 先人の名画の改作シリーズ
9 油彩「画家とそのモデル」
10 芸術とエロティシズム―「三四七点版画」について