内容説明
年中行事の中で複雑で特異な内容とさまざまな形態をともなう「コト八日」と信仰との関わりを、各地の事例にもとづき的確に掘りさげた論考14編を収める。綿密な参考文献を付す。
目次
12月8日と2月8日(山口貞夫)
おっかなの晩(金塚友之丞)
こと8日と山の神(土橋里木)
師走八日とオッカナの晩(佐久間惇一)
正月のコト節供(井之口章次)
ミカワリと三隣亡(小島瓔礼)
田の神信仰と2月8日の伝承(藤田稔)
カミリ婆さんの伝承(大谷忠雄)
こと(西谷勝也)
山と里の事8日感覚―会津地方の場合(橋本武)
コト8日(北島寿子)
静岡県の「コト八日」伝承―その事例と考察(富山昭)
コト8日にについて(斎藤武雄)
コトとその周圏(小野重朗)