感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なっしー
4
精神分析的心理療法について、一つずつすごく丁寧に書かれており、初心者には最適と思われる。私は授業の指定図書で輪読したが、今回再読となる。最初に読んだ時から一年以上経っているが、そのときとはまた違った感覚を味わうことができた。と同時に、見えていなかった部分が今回は見えた。次に読んだときにまた新たな発見を与えてくれるだろう。そうした意味で何度も読みたい本である。特に、第Ⅱ部からは、グレーテル再考であり、自分だったらどう解釈するかといったことを考えながら読んでいくと、より一層理解が深まった。2014/01/20
tuna
4
ストーリーを理論に忠実に読み解くことによって、精神力動の立場にいる治療者がどう患者を理解し、どう患者に表現していくか、を実際に見せてくれるような本。理論の重要性を強調しながらも、最後には「理論はあくまで現象の抽象」であるとし、グレーテルの症例は「ファイルの欠陥を埋め、ファイルを再活性化させること」 と終わるところで、やはり信頼できる方だな、という感想を抱いた。2012/03/31
ptamago
4
読みやすく、精神分析入門にはとてもいい。ヘンゼルとグレーテルをモチーフにした物語。2011/09/30
ubon-ratchat
4
たしかに入門としてわかりやすい本ですが、頻出する性的イメージに食傷気味になったりもします。2009/12/03
かのん
3
授業の教科書でしたが、楽しく精神分析的心理療法を勉強できました。2012/07/27