内容説明
ソマティックIFS(内的家族システム)療法は、タッチ、呼吸、ムーブメントなどの身体を使ったソマティック・セラピーの原理と、IFSの伝統的な枠組みを融合させた、新しい治療法です。本書で著者のスーザン・マコーネルは、IFSの利点と応用を広げる5つのソマティックな実践(ソマティックな気づき、意識された呼吸、根源的な共鳴、マインドフル・ムーブメント、同調されたタッチ)を紹介しています。ソマティックIFS療法の臨床応用としては、うつ、トラウマ、不安症、摂食障害、慢性疾患、愛着障害などが挙げられます。IFSの枠組みの中で、クライアントは、感情、知覚、信念体系をもち行動やメンタルヘルスに影響を与える、自らの内的世界の「パーツたち」を特定することを学びます。さらに、ソマティックな手法により、内的世界のさまざまな側面を認識し、自らの子どものパーツや管理者パーツなどと出会い、認め、ねぎらい、癒すことで、身体と感情の健康に調和をもたらすことを学びます。
目次
第1章 ソマティックIFSの概論と身体に落とし込んだセルフへと導く実践
第2章 ソマティックな気づき:身体の物語を読む
第3章 意識された呼吸:内部と外部の世界を統合する
第4章 根源的な共鳴:人間関係のフィールドを活性化する
第5章 マインドフル・ムーブメント:流れを取り戻す
第6章 同調されたタッチ:倫理的なタッチの力の探求
第7章 身体に落とし込まれたセルフ:身体に落とし込まれた内的システム
著者等紹介
マコーネル,スーザン[マコーネル,スーザン] [McConnell,Susan]
1977年以来アメリカや各国で内的家族システムを教えている。また、ソマティックIFSの開発者として、あらゆる臨床上の問題にこたえるべく、内的家族システムを身体に落とし込むためのリトリートやトレーニングを提供している
花丘ちぐさ[ハナオカチグサ]
「国際メンタルフィットネス研究所」代表。博士(学術)、公認心理師、社団法人日本健康心理学会公認専門健康心理士、ソマティック・エクスペリエンシングプラクティショナー(SEP)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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