出版社内容情報
本書は,効果的なスクリーニングを行い母親を支援する方法,産褥精神病や産後うつ病等の見逃してはならない症状など,産後の不安定な母親に対応し,親子を支える際に必要な考え方・視点・方法を丁寧かつ平易に述べている。医師,心理職,看護職など,様々なフィールドで産後の親子に関わる専門家に役立つ1冊。
内容説明
本書は、地域の保健センターという、産後の親子の90%以上が乳児健診で訪れる、いわば親子を守る一番最初の防波堤となる場所で、長年実践を重ねてきた中から生まれた。効果的なスクリーニングを行い母親を支援する方法、産褥精神病や産後うつ病といった見逃してはならない病の症状、面接の際に注意すべき育児・生活状況のポイント、多職種との連携のコツなど、こうした時期の母親に対応し、親子を支える際に必要な考え方・視点・方法を丁寧かつ平易に述べている。医師、心理職、看護師、保健師、助産師など、さまざまなフィールドで産後の親子に関わる機会のある専門家に役立つ1冊。
目次
第1章 援助が必要なのはどのような人か
第2章 スクリーニングとモチベーション
第3章 産後に見られるさまざまな病状
第4章 産後の精神的不調に関連する因子
第5章 エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)を用いた産後メンタルヘルス援助の実践
第6章 多職種による連携、当事者との連携
終章 出産によって、得たことと失ったこと
著者等紹介
西園マーハ文[ニシゾノマーハアヤ]
九州大学医学部、慶應義塾大学医学部医学研究科博士課程卒。1986年、1992年英国エジンバラ大学留学。1998年より東京都精神医学総合研究所勤務。2008‐2009年英国King’s College London,Institute of Psychiatry客員研究員。現在、(財)東京都医学総合研究所心の健康づくりプロジェクト副参事研究員。慶應義塾大学医学部客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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