出版社内容情報
精神分析的思考の基盤は,人の心の基礎に「乳幼児の心」があるとみる見方である。著者はフロイト,クライン,ビオンの系譜を踏まえ,「治癒」ではなく「発達」「成長」という視点から精神分析を捉えなおし,「考えること」を促進する器(コンテイナー)としての精神分析的治療関係の可能性を探索する。
精神分析的思考の基盤は,人の心の基礎に「乳幼児の心」があるとみる見方である。著者はフロイト,クライン,ビオンの系譜を踏まえ,「治癒」ではなく「発達」「成長」という視点から精神分析を捉えなおし,「考えること」を促進する器(コンテイナー)としての精神分析的治療関係の可能性を探索する。