出版社内容情報
うつ病の精神療法として出発した認知療法を，臨床現場で近年増加しつつあるパーソナリティ障害に適用したケース集。とりあげられたケースは，情緒不安定性パーソナリティ障害から依存性パーソナリティ障害まで幅広い。まだ着手されて間もない，だが認知療法の根幹を問う野心的な試みから，臨床家の読者が得るものはきわめて大きい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかね@心理学
2
認知療法においてパーソナリティの基礎単位として想定されているスキーマあるいは信念に注目し、はじめに理論を紹介しつつ、事例へと向かう。事例は様々なパーソナリティや療法を用いており、個々のケースに対応させているといえる。治療中止例、無治療例についての知見が得られた。2014/10/08
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