出版社内容情報
対人関係療法(IPT)は,現在では,エビデンスに基づく精神療法として認知行動療法(CBT)と双璧をなす治療法として国際的に知られており,米国精神医学会の治療ガイドラインなどにおいても有効な治療法として位置づけられている。日本でも近年関心が急速に高まっているIPT の正式マニュアル。
目次
第1部 うつ病の対人関係療法を実践する(IPTの概要;初期 ほか)
第2部 気分障害へのIPTの適用(反復性の大うつ病に対する維持IPT(IPT‐M)
気分変調性障害に対するIPT(IPT‐D) ほか)
第3部 気分障害以外へのIPTの適用(物質使用障害;摂食障害:神経性大食症と神経性無食欲症 ほか)
第4部 IPTのリソース(IPTの新しいフォーマット:グループ、電話、患者ガイド;他の言葉と文化における翻訳と活用;トレーニングと治療マニュアル)
第5部 IPTの今後(精神療法の衰退との闘い;精神療法の力 ほか)
付録 統合的な症例(戦略と出来事の順序;他のアプローチと比較したIPT ほか)
著者等紹介
水島広子[ミズシマヒロコ]
1992年慶應義塾大学医学部卒業。1992年慶應義塾大学医学部精神神経科勤務。1999年慶應義塾大学大学院修了(医学博士)。現在、対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法勉強会表代世話人、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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