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出版社内容情報
統合失調症の発病やその後の経過には,明らかに多くの環境要因が影響している。本書では統合失調症の発生や重症度を軽減する新しい方法を確立するために,環境要因に関する考えを紹介し,心理社会的治療の効果的利用,認知行動療法の実施,働く場所作り等の実行可能な問題を提案する。
内容説明
一連の研究によっても統合失調症の発病やその後の経過には、明らかに多くの環境要因が影響している。この本では、統合失調症の発生や重症度を軽減する新しい方法を確立するために、環境要因に関する考えを紹介した。著者は、個人や家庭、地域でどのような環境要因が働いているかを吟味し、着手可能な問題を提案した。
目次
序文 統合失調症とは何か?
第1部 個人のレベル(産科合併症;薬物の使用;対人的ストレス;当事者の力を強める)
第2部 家庭のレベル(家族とともに生きる;家庭内のストレス;人を疎外する環境)
第3部 地域社会レベル(働くことの有効性;就労を妨げる制度的な罠;スティグマ)
著者等紹介
ワーナー,リチャード[ワーナー,リチャード][Warner,Richard]
コロラド州ボールダーにある精神保健センターの所長であり、同時にコロラド大学精神医学部門の臨床教授と文化人類学の客員教授とを務めている。統合失調症の疫学や地域ケアに関する多数の著作を有している
蟻塚亮二[アリツカリョウジ]
1947年福井県に生まれる。1972年弘前大学医学部卒業。1972年青森県健生病院に勤務。1985年藤代健生病院院長。2007年千葉県浅井病院メンタルヘルス室長。現職はノーブルクリニックやんばる所長、日本精神障害者リハビリテーション学会理事。「精神障害者の就労に関する欧州会議」(CEFEC)日本代表を務める。精神保健功労にて青森県知事表彰(2001年)
野中由彦[ノナカヨシヒコ]
1955年福島県いわき市に生まれる。1982年早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程(教育学)修了。1982年北海道心身障害者職業センター勤務。1998年タイ王国公共福祉局勤務。2005年障害者職業総合センター主任研究員。現職は独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構障害者職業総合センター職業開発課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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