バンコマイシン耐性菌戦略Q&A (全面改訂)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 167p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784753221035
  • NDC分類 493.8
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 バンコマイシン適正使用のために。VRE、MRSA院内感染防止対策をQ&Aで解説。VRE出現の歴史から、バンコマイシン耐性ブドウ球菌の最新情報まで。臨床医必携。    

《目次》
I.バンコマイシンについて
 Q1.バンコマイシンの抗菌薬としての位置付けは?
 Q2.バンコマイシンの作用機序は?
 Q3.欧米での使用法・使用量の変遷は?
 Q4.日本での使用法・使用量の変遷は?
 Q5.バンコマイシンと類似の薬剤は?
  5-a.バンコマイシン以外のグリコペプチド薬は?
  5-b.バンコマイシンとテイコプラニンの相違は?
  5-c.アボパルシンとは?
II.バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
 Q6.臨床で分離される腸球菌の種類と病原性は?
 Q7.腸球菌における抗菌薬耐性の特徴とは?
 Q8.VREの出現と歴史は?
 Q9.VREの種類と特徴は?
 Q10.トリ型,ブタ型VREとは?
 Q11.臨床で問題となるVREの耐性伝達メカニズムは?
 Q12.VRE病院感染の現状は?
  12-a.欧米におけるVRE病院感染の現状は?
  12-b.アジアにおけるVRE病院感染の現状は?
  12-c.日本におけるVRE病院感染の現状は?
  12-d.日本におけるVanA型VREアウトブレイクは?
 Q13.日常の臨床検体からのVREの検出は?
 Q14.VRE検出法のピットフォールとは?
 Q15.耐性遺伝子のPCRによる検出は?
 Q16.VRE感染の治療の原則は?
 Q17.VRE局所感染症の治療は?
 Q18.VRE全身感染症の治療は?
 Q19.新規の治療薬ならびに併用療法は?
III.バンコマイシン耐性ブドウ球菌
 Q20.黄色ブドウ球菌の薬剤耐性の特徴とは?
 Q21.バンコマイシン低感受性MRSAの現状は?
 Q22.バンコマイシン耐性MRSA(VanA型VRSA)の現状は?
 Q23.日本における抗MRSA薬感受性の年次推移は?
 Q24.コアグラーゼ陰性ブドウ球菌のバンコマイシン感受性の年次推移は?
 Q25.バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌の検出法は?
 Q26.バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症の治療は?
 Q27.現在検討されている治療薬は?
IV.バンコマイシンの適正使用
 Q28.CDCの勧める適正使用とは?
 Q29.日本における適正使用とは?
 Q30.内科領域における注射用バンコマイシンの使用の現状と問題点は?
 Q31.外科領域における注射用バンコマイシンの使用の現状と問題点は?
 Q32.バンコマイシンとβ-ラクタム薬併用療法の問題点は?
 Q33.バンコマイシン局所投与の罪は?
 Q34.経口用バンコマイシンの適用は?
 Q35.血中濃度モニタリング(TDM)は?
 Q36.バンコマイシンの副作用は?
V.日本の現状におけるVRE院内感染の防止と対策
 Q37.なぜ今VRE感染対策が必要なのか?
 Q38.各医療スタッフの役割と教育プログラムは?
 Q39.微生物検査室の役割は?
 Q40.定期的なサーベイランスは必要か?
 Q41.効率の良いVREサーベイランス法は?
 Q42.VREが検出されたときは?
  42-a.VREが初めて検出されたときの対応
  42-b.VRE陽性患者の隔離予防策
  42-c.汚染物の処理と環境表面の消毒
  42-d.汚染状況の調査とその範囲
 Q43.MRSA感染対策とVRE感染対策の相違点は?
 Q44.環境感染症としてのVRE対策は?

内容説明

本書は、VREとVISAに注目してバンコマイシン耐性菌の伝播を阻止する戦略をQ&Aという形式で、それぞれの専門家に執筆してもらったものである。

目次

1 バンコマイシンについて(バンコマイシンの抗菌薬としての位置付けは?;バンコマイシンの作用機序は? ほか)
2 バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)(臨床で分離される腸球菌の種類と病原性は?;腸球菌における抗菌薬耐性の特徴とは? ほか)
3 バンコマイシン耐性ブドウ球菌(黄色ブドウ球菌の薬剤耐性の特徴とは?;バンコマイシン低感受性MRSAの現状は? ほか)
4 バンコマイシンの適正使用(CDCの進める適正使用とは?;日本における適性使用とは? ほか)
5 日本の現状におけるVRE院内感染の防止と対策(なぜ今VRE感染対策が必要なのか?;各医療スタッフの役割と教育プログラムは? ほか)

著者等紹介

公文裕巳[クモンヒロミ]
岡山大学大学院医歯学総合研究科泌尿器病態学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品