内容説明
本書では、まずサイトカインの感染症における基礎的側面をとりあげ、どのような感染症に、どのようなサイトカインが誘導されるのか、そのサイトカインの役割は何かなどについて述べた。さらに、サイトカインが感染症という一つの疾患の成立にどのように関与しているのか、その意義は何かなどに焦点を当て、それぞれの専門家に論じてもらった。最後に、サイトカインの感染症の治療への応用について、最先端の研究成果を解説した。感染症におけるサイトカインの基礎から臨床応用までの広範囲を網羅することにより、基礎医学の研究者はもとより、臨床医に役立つものとなっている。
目次
基礎編 感染症におけるサイトカインの役割
臨床編 感染症治療におけるサイトカインの臨床応用