出版社内容情報
《粘菌を哲学する》
「無尽無究の大宇宙の大宇宙のまだ大宇宙を包蔵する大宇宙」
顕微鏡のレンズを通して、粘菌のなかに無限の宇宙そのものの現れを見出した博覧強記の知の探求者・南方熊楠。
忘れられた植物学者・早田文藏が描くダイアグラムと熊楠が描くマンダラの「偶然」の交差という驚き。
動物と植物、生と死を超越する「粘菌」から語りうる哲学の可能性とは――。
「粘菌」の不思議を華厳思想を導きに読み解き、熊楠が見た無限の「大宇宙を包蔵する大宇宙」に迫る。
ロゴス的知性では解明できない、やりあて/tactという触覚的知性を会得したとき、生命のリズムが動き出す。
人間中心主義が瓦解しつつある今日、自らも粘菌の採集・観察を行う気鋭の哲学者が問う、熊楠思想の現代的意義。
【目次】
まえがき
序 章
第一章 粘菌哲学の視座―― 触覚と原形質流動
第二章 粘菌と華厳思想
第三章 tactに関する哲学的考察
第四章 早田文藏のダイアグラム―― 四次元的分類法へ
終 章
あとがき
内容説明
無尽無究の大宇宙の大宇宙のまだ大宇宙を包蔵する大宇宙。顕微鏡のレンズを通して、粘菌のなかに無限の宇宙そのものの現れを見出した南方熊楠。動物と植物、生と死を超越するこの生物から語りうる哲学の可能性とは―。人間中心主義が瓦解しつつある今日、自らも粘菌の採集・観察を行う気鋭の哲学者が問う、熊楠思想の現代的意義。
目次
序章
第一章 粘菌哲学の視座―触覚と原形質流動
第二章 粘菌と華厳思想
第三章 tactに関する哲学的考察
第四章 早田文藏のダイアグラム―四次元的分類法へ
終章
著者等紹介
唐澤太輔[カラサワタイスケ]
1978年、兵庫県神戸市生まれ。2002年、慶應義塾大学文学部卒業。2012年、早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了(博士〔学術〕)。早稲田大学社会科学総合学術院助手、助教などを経て、秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻ならびに大学院複合芸術研究科准教授。南方熊楠の思想や彼が研究した粘菌の生態などを哲学的に探求している。著書に『南方熊楠の見た夢―パサージュに立つ者』(勉誠出版、2014年、第13回湯浅泰雄著作賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



