出版社内容情報
【目次】
内容説明
戦後まもなく誕生した、伝説の風俗雑誌「奇譚クラブ」。その誌面を飾った数々の縛り絵師たちのなかでも抜群の人気を誇った喜多玲子。いまも愛好者を惹きつけてやまないが、じつは喜多は、絵師にとどまらず、編集から執筆まで八面六臂の活躍で同誌を築き上げた人物だった。喜多を軸に盟友が綴る、貴重な「奇譚クラブ」秘史。
目次
ヤミ市で買った表紙画
正常異常みんな好き
「きたれいこ」と「たきれいこ」
歯のぬけた艶麗女流画家
一〇〇〇種類のフェチシズム
耽美文芸誌にしたかった!
縛り絵と苦悶絵
絢爛たるぐろてすく
ホンモノの女流が一人いた!
拷問画の鬼才
魂のふるさと
最後期の絵師たち
縄炎そして終焉
著者等紹介
濡木痴夢男[ヌレキチムオ]
1930年、東京生まれ。本名・飯田豊一。緊縛師、文筆家、編集者。53年より「奇譚クラブ」に投稿を始め、さまざまなペンネームで誌面に掲載される。62年、「裏窓」(後継誌「サスペンス・マガジン」)編集長に就任。70年代より濡木の名で緊縛師として活躍、写真やビデオの撮影現場で縛った女性は4000人を超える。昭和SM文化の形成に重要な役割を果たした。2013年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
53
昭和に存在した伝説のSM雑誌『奇譚クラブ』。本書はそれに小説を投稿していた著者が当時と雑誌の思い出を語った一冊となっている。ただ絵師たちのタイトルに偽りなく、喜多玲子はじめ紙面を彩った様々な画家たちの挿絵が大量に載っていて、そちらに興味がある身にも大満足の出来。この辺最近アトリエサードから画集が出る等、復権も進んでいるためタイムリーか。いまだSMが市民権を得る前なので、掲載されているイラストには何れも何処となく背徳感が漂っているよう。当時の世相を切り取ったような一冊、引き込まれるように読みました。2026/02/02
めがねまる
7
SMや緊縛の絵が好きなので挿絵がたくさん載っている!と思って購入。肩身が狭いからこそ奇譚クラブという雑誌に集ったマニアの性癖の発露が強く、とても面白かったです。著者が妄想だけでメッシーに辿り着いていたところが特に面白かった。好きだろそういうの。昔は同性愛もフェチの1つだったんだなぁというのも感慨深い。2026/02/12
totuboy
2
最近読んだ本の中でベストかも。奇譚クラブは様々な性癖の人間の受け皿となってきた。ひょっとしたら誰もが多かれ少なかれ人には言えないような性の悩みがあるかもしれない。朝居リョウの『正欲』はそこに焦点を当てた小説だと思うが、そういった人たちの思いを組まずして、多様性の包摂などといっている今の世の中はある意味きれいごとだけ、表面だけをなぞろうとしているように感じる。性的指向が受け入れられる中、人に迷惑をかけないのであれば性的「嗜好」も理解されるべきだと思うのだが。2025/12/29
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