出版社内容情報
考古学の世界では日々、何が行われているのか?
発掘調査の「現場」のみならず、考古学的な「プロセス」そのものを問い直すための試み──考古学遺産およびその復元、「オーセンティシティ(真正性)」をめぐる論争、「文化的実践」の伝承とその諸問題など、人類学的視点から考古学の営みを捉えなおす、待望の一冊。
【目次】
目次
ジョン・アートル、吉田泰幸(プロローグ)「エスノグラフィー・オブ・アーケオロジー ──過去を現在に呼び出す考古学についての民族誌」
ピーター・マシウス「壁のない家を建てる ──消えた植物、失われた知識」
吉田泰幸「技芸(あるいは現代アート)としての考古学実測図」
松田陽「遺跡の復元という写し」
ジョン・アートル「復元建物は「本物」になるのか──縄文遺跡群の世界遺産登録プロセスについての民族誌」
佐々木泰造「新聞と考古学」
石村智「実践としての修復とオーセンティシティ──カンボジア・アンコール遺跡群の事例」
山藤正敏「紛争下における文化遺産の破壊と復元──シリアにおける事例」
吉田泰幸「モノ・景観のライフヒストリーとふくげん」
譽田亜紀子「土偶女子からの伝言」
村野正景「学校における考古関係資料の集積とその後──京都府を対象に」
安芸早穂子「アート×考古学×遺跡が生みだす力と日本的なるもの」
宮尾亨「現代に生きる火焔土器」
碇陽子「別様の過去を考えるために──「フェミニスト考古学」の実践」
吉田泰幸、ジョン・アートル(エピローグ)「発掘調査というフィールドへ」
あとがき



