内容説明
人間中心主義をいかに乗り越えるべきか「人新世」時代の想像力がつむぐ、9つのインタビュー集。
目次
序論 モア・ザン・ヒューマン―人新世の時代におけるマルチスピーシーズ民族誌と環境人文学
第1部 人間と動物、一から多への視点(インド中部ヒマラヤの種を超えた関係性―ヤギの生贄からクマとの親密性まで;工業型畜産における人間‐動物の労働 ほか)
第2部 人間的なるものを超えた人類学の未来(モンゴルの医療、マルチスピーシーズ・ストーリーテリング、マルチモーダル人類学;森の思考を聞き取る人類学 ほか)
第3部 モア・ザン・ヒューマンの人類学から文学、哲学へ(外臓と共異体の人類学;エコクリティシズムのアクチュアリティ ほか)
あとがき―マルチスピーシーズ人類学から本書を眺望する
著者等紹介
奥野克巳[オクノカツミ]
立教大学異文化コミュニケーション学部教授。北・中米から東南・南・西・北アジア、メラネシア、ヨーロッパを旅し、東南アジア・ボルネオ島焼畑稲作民カリスと狩猟民プナンのフィールドワークを実施
近藤祉秋[コンドウシアキ]
神戸大学大学院国際文化学研究科講師。専門は文化人類学、アラスカ先住民研究
ファイン,ナターシャ[ファイン,ナターシャ] [Fijn,Natasha]
オーストラリア国立大学・モンゴル研究所を拠点に活動。専門はマルチスピーシーズ人類学、映像人類学。モンゴルやオーストラリアで、家畜化、マルチスピーシーズ民族誌、人間以上の領域の社会性などをテーマとしてフィールドワークを行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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讀。
Mary