出版社内容情報
【文学/日本文学小説】書店員さん絶賛の人気コミック『図書館の主』が遂に小説化!!小説を担当するのは、『四龍島シリーズ』の真堂樹。無愛想だが仕事は一流の、私設「タチアオイ児童図書館」の名物司書・ご御子柴のもとへ癒しの一冊を求める人々が訪れる……。
内容説明
とある冬の日、タチアオイ図書館でいつものように和む皆のところに、黒服姿の小手川オーナーが姿をあらわした。宮本は彼女から、図書館がいまの場所に建てられたいきさつを聞くことになる―オリジナルストーリーで明かされる、「タチアオイ児童図書館」設立秘話―無愛想だけど、一流の青年司書ととっておきの一冊。
著者等紹介
真堂樹[シンドウタツキ]
図書館司書として働く傍ら、1994年に『春王冥府』でコバルト・ノベル大賞を受賞。1995年6月に、コバルト文庫より『龍は微睡む』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
88
コミックが原作だと解らず購入したのですが、小説で読みなおし、コミックと小説両方読むのも良いもんですね~。2014/10/20
へロム
75
図書館で見つけて、タイトルが良かったので思わず借りました。マンガのように軽く読める内容ですが、本に対する愛情を感じます。マンガのようにとかきましたが、後書きによると、マンガをノベライズしたものみたいです。【図書館本】2014/07/06
パフちゃん@かのん変更
67
漫画のノベライズだそうです。あっさり読めて、第一話「塔の下のライブラリアン」がいい話だった。2015/11/19
ぶんこ
62
独自に読書リストを作っていて、著者名を入力するのに原作・イラスト・・の意味がよく分からなかったのですが、元々は篠原さんの漫画だったのでした。児童書専門の図書館、しかも私立というのが素晴らしい。自分の家で、自分が管理してというのなら分かるのですが、司書を3人も雇ってとは小手川葵さんは凄い。そのタチアオイ図書館が出来るまでの経緯が素晴らしかったです。藍さんのおじいさんも優しい人だったのが嬉しい。微笑ましいようなドタバタもありましたが、皆の読み聞かせの場面が素敵で、一緒に聞きたくなりました。2016/10/23
みかん🍊
62
タイトルと装丁に惹かれて図書館からお持ち帰り、漫画のノベライズだったんですね、小説の漫画化はたまに読みますが、反対はあまり読んだ事がないですが、1章の「塔の下のライブラリアン」がタチアオイ児童図書館が出来たいきさつが語られており、悲しくやさしい話にほろりときました。ぶっきらぼうで本を愛する御子柴のキャラもいいです、紹介される児童書も読んで見たくなりました。2014/09/17