ジュディス・バトラー―生と哲学を賭けた闘い

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ジュディス・バトラー―生と哲学を賭けた闘い

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784753103454
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0010

出版社内容情報

 「哲学」の外部へと放擲された他者の存在。この個別的かつ社会的で政治的な「生」の問題をいかに、「哲学」の内部へと「翻訳」するのか。前世紀以上に「暴力」が横行する世界において、「非暴力の思想」を構想することはいかにして可能なのか。

 フェミニズム理論やゲイ&レズビアン・スタディーズ、社会学、人類学、精神分析など多様な学問分野を横断してきた、ジュディス・バトラーの難解とされるテクストを、本書は「生」と「哲学」の問題を軸に「共に取り乱しながら思考すること」への呼びかけとして、精緻に読み解いていく。

序論 生と哲学を賭けた闘い

第?部 哲学

第?部 『ジェンダー・トラブル』へ

第?部 パフォーマティヴィティ

第?部 社会存在論とエチカ

結論に代えて 共にとり乱しながら思考すること

藤高 和輝[フジタカ カズキ]
著・文・その他

内容説明

哲学の「他者」を語ることはできるか?バトラーのエチカ―新進気鋭による、その思想の核心に迫る最良の書!!

目次

生と哲学を賭けた闘い
第1部 哲学(コナトゥスの問い―バトラーと地下室のスピノザ;欲望と承認―『欲望の主体』を読む(1)
欲望の主体と身体のパラドックス―『欲望の主体』を読む(2))
第2部 『ジェンダー・トラブル』へ(現象学からフーコーへ―八〇年代バトラーの身体/ジェンダー論;『ジェンダー・トラブル』とアイデンティティの問い)
第3部 パフォーマティヴィティ(ジェンダー・パフォーマティヴィティ―その発生現場へ;身体の問題、あるいは問題としての身体;メランコリー、そして生存の問いへ)
第4部 社会存在論とエチカ(バトラーの社会存在論;バトラーのエチカ)
結論に代えて―共にとり乱しながら思考すること

著者等紹介

藤高和輝[フジタカカズキ]
1986年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。大阪大学等非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

素人

3
メモ。バトラーのスピノザ論に関心があって読んだ。興味のあったバトラーの論文("The Desire to Live: Spinoza's Ethics under Pressure")に1章を充てて解説しており(第9章)、参考になった。2021/09/15

まあい

2
図書館本。バトラーの「パフォーマティヴィティ」には、言語哲学だけでなく人類学のパフォーマンス研究も混ぜ込まれている。またバトラーの言う「存在論」は「生存」論である。バトラーに関する疑問がいくつか解決すると同時に、自分が思っていた以上にバトラーから影響を受けていたことを再確認した。2018/12/23

yu-onore

1
バトラーのヘーゲル読解が印象深い。教養小説ではなく『ゴドー』や同じ人物が同じことを繰り返して笑いを取るコメディドラマの路線に例えられる。理性への到達の枷となるのが身体であって、さらには性という他者へのかかわりもあって。規範に対する不完全な分身となって性というものの本質的に構成的な部分を露呈させるジェンダーパロディ。2021/10/02

Cell 44

0
良い本だった。スピノザの「コナトゥス」とヘーゲルの「承認」の概念が本書の底流を流れており、ヘーゲル-スピノザの系譜の上でのバトラー論となっていて非常に面白い。フーコーの系譜学や精神分析批判、フェミニズム理論に対してヘーゲルないしスピノザ的観点が出てくるのは私にとって素直に刺激的だった。そして、田中美津の「とり乱し」の語彙を継承しながら、エーデルマンのような「否定」としての「クィア」と対比させつつ、バトラーの哲学=翻訳=要請を「私たち」の複数形の可能性のもとに結ばせる「結論に代えて」の文章は感動的でさえある2020/11/02

あくせるがつきー

0
文句なくお薦めです。2020/07/18

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