内容説明
ファミレスで耳にした会話をきっかけに、3000年前のメソポタミアへと向かい、地獄と天国の「失われた伝説」を呼び覚ます。文明社会の呪われた起源を伝える、バーバリズム文学の誕生。悪夢を誘うファンタジー。ダンテ『神曲』、芥川『地獄変』を継承する、地獄物語の傑作。
目次
第1部 日本人の「地獄の原風景」(どうして地獄を知っているのか;地獄の古典『往生要集』の世界;地獄は戦争の記憶)
地獄誕生の物語『ナラクの悲劇』
第2部 西洋の「地獄の古典」(ダンテの『神曲地獄篇』;ウェルギリウスの『アエネーイス』)
著者等紹介
中川文人[ナカガワフミト]
作家、詩人。1964年生まれ。法政大学文学部哲学科中退、レニングラード大学中退。広告制作プロダクションを経て、1999年、有限会社ヨセフアンドレオンを設立。現在、同社代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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