実践理性批判 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 398,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784753102310
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C3010

内容説明

『実践理性批判』は、『道徳形而上学の基礎づけ』とともに、カントの実践哲学を知るうえで重要な作品である。訳者は先般同じ以文社から『道徳形而上学の基礎づけ』についての訳注書を上梓したが、この仕事と並行して『実践理性批判』の訳注作業も進めてきた。それが仕上がったのが本書であり、本書はその意味でも文字どおり前書の姉妹篇である。

目次

序論 実践理性批判の理念について
第1部 純粋実践理性の原理論(純粋実践理性の分析論(純粋実践理性の原則について;純粋実践理性の対象の概念について;純粋実践理性の動機について)
純粋実践理性の弁証論(純粋実践理性一般の弁証論について;最高善の概念の規定における純粋理性の弁証論について))
第2部 純粋実践理性の方法論

著者等紹介

宇都宮芳明[ウツノミヤヨシアキ]
1931年生まれ。東京大学大学院博士課程退学。北海道大学教授を経て、現在北海道情報大学教授、北海道大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hakootoko

8
三批判書を全部「見た」!ずっとクライマックスな圧倒的なワン。ワンの伏線を回収に行くのと通好みでしょぼく感じるツー。もう最終回なので、これでもかとアイデアを盛りまくり、見せまくるスリー。私は、312の順番で見てしまったけど、123の順で見たほうが良いです。分析論は、主人公のキャラクターと、設定を見せ、つかみのアクションシーンで武器を使わない強さを魅せていきます。で、盛り上がったところで、弁証論という最終決戦が始まります。独断論と懐疑論は剣と銃で戦いますが主人公は素手で両方を殴って倒します。独断論の口に銃口が2021/03/14

tieckP(ティークP)

2
かなり苦労した、という印象。平均的な文系民で「純理」「基礎付け」を読んだ自分でもこうだから、哲学畑の人以外には相当読みづらいと思う。言いたいことは比較的明瞭なのに、その図式化・説明が上手くない。彼自身が自分の「ユリイカ!」感に高揚と共に戸惑い、これを書き残さないといけない状況で言葉が上手く綴れずに苦心したのでは、と思わされる。パイオニアらしいそのゴツゴツした手触りを、むしろ楽しむ気持ちになれたらいいな、と思う。きっと彼の哲学の理解を深めてからまた読めば、そうした気持ちを読み込む読書体験ができるのだろうな。2012/11/23

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