出版社内容情報
住宅を取得することで資産を増やす欧米と、逆に失う日本、住宅に対する考え方、不動産取引の仕組み、住宅政策の違いなどを比較することから、スクラップ・アンド・ビルドによるものづくりを目的とした日本のフローの住宅政策の間違いを明らかにし、欧米のストックの住宅実現への方途を提言する。
目次
序 日本・アメリカ・オランダの住宅比較の視点(中世からの歴史文化のストックの上に造られたオランダの住宅;西欧に匹敵するストックを造りあげたアメリカの住宅 ほか)
第1章 オランダの住宅―中世以来のストックの上に築かれた住文化(オランダの住宅と住宅地開発;オランダの現代住宅 ほか)
第2章 アメリカの住宅―西欧の住宅・都市ストックを発展させた住文化(「経済合理主義の国」アメリカ;アメリカの新築・既存住宅市場 ほか)
第3章 日本の住宅―スクラップ・アンド・ビルドからの脱却(明治維新から第二次世界大戦までの日本;連合軍の占領政策と朝鮮戦争勃発による転換 ほか)
著者等紹介
戸谷英世[トタニヒデヨ]
特定非営利活動法人住宅生産性研究会理事長。一級建築士、技術士(建設部門)、建築主事資格、国家公務員上級職甲(建築職)。建設省住宅局建築指導課、技術調査官、建築研究所、住宅都市整備公団、大阪府、愛媛県、インドネシア共和国公共事業省、(財)国土技術開発センター、ABC開発(株)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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