出版社内容情報
《内容》 「風邪は万病のもと」「腹八分目に医者いらず」「良薬は口に苦し」など、私達日本人が自然に親しんできた“ことわざ”は一体どこから来たのか。またいつ頃できたものなのか? 医史学の専門家が、医学・健康に関することわざの起源を探る。医師の社会的地位の変遷、当時の人々の疾病や健康に対する考え方がよくわかる。
内容説明
本書の構成は、第1部が「ことわざ東洋医学」、第2部が「東洋医学こぼれ話―資料から探る」となっている。「医は仁術」とはどのようなことをいうのか?いつ頃から言われ出したのか?中国ではなぜことわざとして使われてはいないのか?等ということに疑問をもったことから、中国と日本のことわざにおける医者・医学・薬・健康や養生などについて調べるようになったわけである。
目次
第1部 ことわざ東洋医学(風邪は万病のもと;食後の一睡万病円 ほか)
第2部 東洋医学こぼれ話―資料から探る(中国篇(中国の医事制度―周礼~大唐六典にみる;医者の身分は低かった? ほか)
日本篇(日本の医事制度―養老医疾令にみる;昔、医者(医官)には勤務評定や刑罰があった ほか))