出版社内容情報
本書を読めば脈診は決して難しくないことがわかる。本書はそれまで口伝としてしか示されなかった脈診の実際を、写真によって誰にでもわかるように述べ、さらに望聞問切、証決定、取穴の補寫、本治法と標治法等々、経絡治療の真髄を述べた、新しい経絡治療の名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
4
経絡治療とか伝統鍼灸をやりたければまずこの本。この手の本だと「鍼灸真髄」が真っ先に薦められるが僕はこの本を推す。章立てが診察、見立て、治療、判定と順序だっており引用も古典や家伝ではなく同世代(当時の)文献を多く引用し学生レベルでも何とかついていける。つまずきやすい脈診に多く項を割いたり、取穴しずらい曲泉の取穴方法が詳細に載っていたりと配慮が多い。平易と言っても素人お断りだし伝統鍼灸に興味がない人には関係ない本。臨床応用目的で読むならこの本か「よく分かる長野式」がオススメ。2024/07/10
らむだ
1
初めて経絡治療に触れた本 で、今でも事あるごとに読み返します。 そのたびに忘れていたことが蘇る 鍼灸師なら一度は 経絡治療をしなくても一度は読む価値のある本だと思います 2011/03/08