内容説明
本書は、個人的な目標を作り出す必要性、自己向上の努力と共同体感覚、劣等性の克服、建設的なライフ・スタイルの発達について書いています。
目次
アルフレッド・アドラーと個人心理学
劣等性と補償
虚構性と目的因論
優越への努力と共同体感覚
活動性の程度とパーソナリティー・タイプ
ライフ・スタイル
人生の三つの課題―社会との関係、職業、愛と結婚
夢とその解釈
自衛傾向
神経質的性格〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あお
6
人間性に関して楽観的にとらえるアドラー心理学は、今の暗い世の中に必要だと感じました。本書ではたびたび劣等感とそれを解決する行動-補償という言葉を目にします。今の自分に満足できず理想の自分になるために努力する。劣等感-補償の一連の動きは今の時代に置き換えると夢を叶えることや目標を達成するといった行為にもなると思います。たびたびアドラーとフロイトが比べられ、楽観的 悲観的という対立する構図を目にします。フロイトを読んだらアドラーの理解がより深まるだろうし、なにより面白そうなので読んでみたいと思いました。2014/11/19
ばなな
4
嫌われる勇気でアドラーを知り、さらに詳しくということで購入したけど、嫌われる勇気を読んでいなかったら言葉の言い回しに理解できない点もある。再度、岩見さんの本を読んでみたい。2014/05/28
ひなた
3
素人ですが、いくつかの心理学の本を読んだり話を聞いた中で、アドラー心理学が共感する部分が多いと感じ読んでみました。CAPSプログラムで取り入れられている、Iメッセージ、認知に関する主観認知、対人関係論等多分、現在の認知心理学や教育に関して大きな影響を与えたことがわかります。2012/06/11
つばめ
2
嫌われる勇気を読んで、アドラー心理学を詳しく知りたいと思い、手に取りました。自衛、幼児期のライフスタイルの形成、神経質的性格の分類がなるほど、と思えて良かったです。専門書よりの本ですが、事前に枠組みは知っていたので、訳し方や細かな言い回し以外は引っかかるところはありませんでした。筆者はアドラー派では無いらしいので(好意的ではあるように見えましたが)、そういった部分も参考になるかもしれません。入門の次は基礎を読んでみたいです。2015/11/30
chaos
1
中々読みやすかった人は誰でも劣等感があるし 劣等コンプレックスがある人もいる共同体感覚を 欠けると犯罪を犯す人もいたり子供の時に甘やかしや無視や抑圧などをするとそういう子供になってしまうと色々学べる本でした2023/02/01
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