魔女たちのあさ

アドリーン・アダムズ/奥田継夫

アリス館（1977/05発売）

• サイズ B5判／ページ数 1冊／高さ 26cm
• 商品コード 9784752040248
• NDC分類 E

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[nakanaka]

魔女たちにとっての一日の始まりは夜。夜に活動を開始し夜明けとともに眠りにつく。活動といっても特に何をするわけでもありませんが集団で行動する魔女たちからは悪の要素は見当たりません。薄気味悪いほどに絵本自体が黒色ですが共同生活をしているたくさんの魔女たちが可愛らしくも思えました。箒に乗って月まで行ってしまう場面が印象的でした。

2016/07/29

[masa@レビューお休み中]

緑色と黒の表紙。隠れるように魔女たちが顔を覗かせる…。戦々恐々の物語がはじまるのかと覚悟してページをめくってみたら…。あまりのかわいさに拍子抜けしてしまいました。ヨリンデとヨリンゲルの話とは全く違いますね。魔女なのに邪気がない。そう無邪気な魔女たちが夜を満喫するべく、ホウキで空を飛び、地球へ遊びに来るんです。地球襲撃！？なんてことは起こらないので安心してください。小心者で愛すべき魔女たちなのですから…。

2016/11/10

[カフカ]

昔から魔女の話に目がないので、こちらも図書館で見かけた時に惹かれように手に取りました。対象年齢は【3歳からおとなまで】だそうです。昼の間は眠って暮らし、夜になると活動しだす魔女たちの物語。人間にとっての夜が、魔女にとっては朝だそう。どこか憎めない魔女たちやちょっと不気味な森の絵とリズミカルな文章がとても魅力的でした。3歳の娘も、私の魔女大好き遺伝子を無事受け継いでいるようで、何度も読んでとせがまれます。これから子供と一緒に面白い魔女本を探すのが楽しみです。

2022/04/09

[chiaki]

おぉ！黒が綺麗！！こんな魔女の絵本がずっと読みたかったです。魔女たちが活動を始める夜の世界が妖しげでとてもいい。どこまでも広がる闇の森に木霊するような、魔女たちの笑い声とこうもりの鳴き声のなんと不気味なこと。大きなお鍋に調理された「こうもりのシチュー」を堪能したら、夜空に向かって飛び立ち踊る。月でくつろぎ地球を見下ろしたり、ハロウィンの仮装をした子どもたちにビビったり、イメージと違う意外な一面もまた可愛い。夕食はこうもりと蜘蛛の糸パンかぁ…笑"あさが しらしら あけそめた。おやすみなさい あさの魔女たち"

2020/10/22

[どあら]

図書館で借りて読了。絵が暗いので、広い教室での読み聞かせにはどうかなぁ…と。

2019/12/09