出版社内容情報
砂浜に置かれた石があって、「かくれているの だーれだ?」の言葉でページをめくると、「あしかさん」「ごりらさん」と、次々動物が現れます。小さな石にかくれている動物もいて、全部で約30種。想像が広がる絵本です。
内容説明
いろんなどうぶつかくれているよ。ぜんぶみつけられるかな?制作風景大公開!絵本作家20周年記念。
著者等紹介
たなかしん[タナカシン]
1979年大阪生まれ。画家、絵本作家。海の砂を下地に使った、幻想的で美しい作品が人気を集める。2002年ごろから絵本を手掛け、2005年のイタリア・ボローニャブックフェアをきっかけに、台湾のGrimm Pressから『巧克力熊』を出版し、本格的に絵本作家としての活動を始める。『一富士茄子牛焦げルギー』(BL出版)で、日本児童文学者協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
168
たなかしん 絵本作家 20th Anniversary Year 「いしころかくれんぼ」原画展@丸善・丸の内本店にて。兵庫県明石の浜で見~つけた石ころに動物の絵を描いてみた。楽しいな。その多才さがストーンと腑に落ちます。2025/04/21
starbro
120
たなかしん、5作目です。たなかしん 絵本作家 20th Anniversary Year 記念作品、いしころを色んな動物に見立てるイマジネーションが大事です。 https://www.alicekan.com/books/9856/2025/05/08
遠い日
4
祝絵本 作家生活20周年!台湾で絵本を出されていた頃から応援しています。石に絵を描く遊びは子どもがよくしますが、この形の石からこの動物の、このポーズを引き出すのか⁉︎と驚きを持ってページをめくりました。想像力がやはり一般人とは違う。そして、読み終えて裏表紙に探し絵(探し石?)のお題。戻って初めのページから舐めるように見ていきました。ありました!ありました!こんな小さいの、えええええ〜!というものもありました。2025/06/06
たくさん
1
最初のほうは比較的わかりやすいというかフォルムにオーソドックスだけれど、だんだん作者が石を見ながらその個性を石に込めた感じがとても才能の奥底の広がりを感じます。丸みを帯びた優しい動物が、不安な表情もありながら楽しんでいる姿が写真というもの砂浜の出来事というのを忘れさせるくらい絵にこもっています。たなかしんさんだいすきです。2025/06/11