出版社内容情報
ここは瀬戸内海の島。石の名産地です。高くそびえ立つ崖から大きな石を切り出すと、船にのせ、大阪へ。
運びこまれた石は、大阪城の石垣に使われるのです。
観音ページを使った、迫力ある構成です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる子
19
大阪城の石垣は日本のあちこちから石が運ばれて来たそうな。その中で、小豆島からの石を大阪城まで運ぶ。現代なら重機等の機械があるけれど、その昔は石工が石の割れる目を見る→矢穴→セリガネ→大ゲンノと人も力も必要。石が切れたら船までこの石を運びいよいよ大阪城へ出発⛵️積み上がっている石垣の石は、その時代の技術者がいたから出来たもの。すごいぞ、日本!2025/05/28
ぐりとぐら
17
城の建設という大規模な公共事業の流れの一部がみれて、あらためてスゴいなと思ってしまった。石の目を読み、切り出すところ、陸路の移動、船による巨石の運搬等々、丁寧に描かれているのでわかりやすい。先人の知恵のすごさを感じた。面白かった!2025/03/28
わ!
11
本屋の歴史コーナーに並んでいた絵本。大阪城は、巨大な石で有名なのですが、そのような巨石がどのようにして切り出されたのか、どのようにして運ばれていたのかを絵本にしてくれています。しかもとても迫力あるイラストになっているのです。もちろん歴史好きの人であれば、どのような方法で石を切り出しているのかは知っているものの、あらためてイラストにされた物を動的に見せられると感動してしまいます。大阪城などを説明する場合のアイテムとしてはもってこいの絵本だと思った次第でありました。2025/03/09
suiu
9
昔の人が手作業で行っていた、という言葉だけの知識でしたが、とてつもない作業だったんだな。これをやろうと考えたこと、やれると考えたこと、成し遂げたことすべてに深く感じいる。2025/04/10
ganesha
9
小豆島から切り出された巨石が瀬戸内海を通って大阪城の石垣になるまで、400年前の旅が迫力満点に描かれた絵本。大手口枡形のあの風景、懐かしい。週末に集った広場など思い出しつつ読了。2025/02/23