内容説明
トイレから流れて、どこにいく?お父さんとちっちゃくなって、たんけんだ!
著者等紹介
中川ひろたか[ナカガワヒロタカ]
1954年、埼玉県生まれ。シンガーソング絵本ライター。保育士として勤務した後、バンド「トラや帽子店」を結成。『さつまのおいも』(童心社)で絵本作家としてデビュー。『ないた』(金の星社)で日本絵本賞大賞受賞。2019年、バンド「ヒネるズ」結成。2020年、YouTube「見えるラジオ」開始
カワチレン[カワチレン]
京都府生まれ。武蔵野美術大学卒業後、9年間のデザイン事務所勤務を経て独立。現在はフリーのイラストレーターとして、書籍やブックカバー、広告等で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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keroppi
76
トイレの水がどこへ行くのか。体を小さくしてお父さんと一緒に探検。下水をたどって再生されるまで。自分の流したものがどうなるのか勉強になる絵本。絵本は綺麗な色で描いてあるけど、実際の下水道は、もっと汚くて臭いもんだよね。ほんとはそういうことも理解した方がいいのかもと思ったりした。#NetGalleyJP2021/10/07
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
下水の処理、再生について分かり易くかかれていて、勉強になりました。お父さんと冒険しながら辿っていくのもいいですね。汚水が綺麗に処理されて循環されながら、また綺麗な水になっていくのを小学校の時に、浄水場見学に行ったのを思い出しました。カワチ・レンさんの絵も可愛かったです。2021/10/06
ヒラP@ehon.gohon
27
生活排水の流れを通して環境を考える絵本です。 なかなかに美しく描かれているところに安心感が生まれるように思います。 我が家浄化槽式なので、それが解る絵本も欲しいなと思いもしました。 ただし、環境を守るための努力が必要なことに触れないと、環境汚染を考えるまでになれないような気もするのですが、どうでしょうか。2022/06/07
たーちゃん
23
私が説明を加えながら読むと、息子はうんうんと頷きながら真剣に聞いていました。そして綺麗な水が海に流されるところで「シャークもいるね」と何故か鮫を英語で言っていました。2023/02/18
ツキノ
21
2021年11月発行。中川ひろたかの生活科学絵本。流したトイレの水、洗濯機やお風呂の水はどこへいくのだろう?という疑問をおとうさんと息子が探検。ファンタジーも入り、カラフル&ポップな絵とあいまって楽しい。子どもの頃近所に「汚水処理場」があって(いつからか稼働していない)なんとなくわかっていたけれど、あくまでなんとなく、だったのだ。とてもいい絵本なのだけれど、最後の最後で、わたしが子どもだったら気になって気になって不安になってしまったと思う。…そういう子だったのだ。(E294-602)2021/12/09