内容説明
すいめんは空と海をつなぐふしぎなところ。つぎつぎと表情をかえる水面とそこにくらす海の生きものたちの物語。
著者等紹介
高久至[タカクイタル]
1982年横浜生まれ。東京農業大学卒業。水中写真家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MI
96
すいめん、それは空と海の境界線。見事な海と生き物の写真。あおい空。そして写真とともに添えられた言葉がとても癒される。ポエムを読んでいるよう。2023/07/28
馨
80
写真絵本。めちゃくちゃ美しい海と空の写真で夏に読むのにぴったりだと思います。水の中から空を見上げる写真や平和な海中の写真に癒やされます。ゴミが浮く海面もあり美しい海と生物に申し訳なくなりました。珊瑚は水面より上には育たない、ウミガメの子供はまだ水面でしか泳げないと、改めて考えてみたら水面って生命にとって重要なんだなと思いました。イルカやくじらは水の中で呼吸が出来ないのになぜ進化を遂げすいつまでも水の中で生きるんだろうと別の疑問もわきました。2021/08/01
りー
47
写真絵本。文も写真も、屋久島在住の水中写真家である著者によるもの。海水面を様々な位置から撮っていて、天(あめ)と海(あめ)が千変万化する色彩に圧倒される。大波が水面を叩きつける様子を海中から写した1枚は、雲が沸き立つよう。アカウミガメの赤ちゃんが泳ぐ写真は、境界線一枚隔てた世界の不思議を実感する。世界はまだこんなに美しいのだと思い、心が震えた。2021/08/28
ヒラP@ehon.gohon
41
水上から、水中から、海と空の接点を見つめると、いろいろな不思議な世界があることを感じます。 自分のいる向こう側では、こんな世界があるのだと夢がひろがります。 さりげないけれど、いろんな発見のある写真絵本です。 そして、掲載されている風景が水面のごく一部だということを、改めて感じました。2021/09/25
くぅ
31
子供も楽しめるけれど、大人の癒し本かな。最終的には不法投棄の話もチラと出てくるから綺麗なだけではないけれど。神秘的な世界。(4歳4ヶ月)2021/10/05