出版社内容情報
ぼくのにいちゃんは泣き虫だ。
つよくてかっこよくておもしろい、そんなにいちゃんだったらよかったのに。
泣き虫のにいちゃんが、かぜを引いたぼくにしてくれたこととは…?
いとうみくと青山友美が描く、やさしい気持ちをつたえる絵本。
いとうみく/文 青山友美/絵
4歳から
内容説明
強くてかっこよくて面白い、そんなにいちゃんだったらよかったのに。泣き虫のにいちゃんが、かぜを引いたぼくにしてくれたこととは…?いとうみくと青山友美が描く、やさしい気持ちをつたえる絵本。
著者等紹介
いとうみく[イトウミク]
神奈川県生まれ。『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞を受賞。『二日月』(そうえん社)が第62回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書で選定される。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人
青山友美[アオヤマトモミ]
兵庫県生まれ。大阪デザイナー専門学校卒業後、四日市メリーゴーランド主催の絵本塾で学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
74
泣き虫のお兄ちゃんとそんな兄を情けなく思う弟の話。私にも兄がいますが主人公である弟のように友達の兄と自分の兄を比べてしまったこともありました。幼いころにはありがちなことで、兄弟の絆に気付くのはもっと年齢を重ねてからなのではないでしょうか。私自身重なる部分もあってラストの方では涙ぐんでしまいました。喧嘩ばかりしている我が息子たちにとっては照れ臭い絵本だったようです。良い絵本でした。2017/07/31
chiaki
29
弟のぼくが恥ずかしくなるほど泣き虫なにいちゃん。でも、遠足のある日、にいちゃんの優しさに触れたぼくは…!?お母さんのお弁当にも感激でした。兄弟って、そして、家族っていいな。遠足前に読んであげたい一冊。2019/03/30
anne@灯れ松明の火
27
講演会(絵の青山さん)予習。南の隣市で。つよくて、おもしろい にいちゃんもいいけれど、涙もろくて、優しいにいちゃんもいい。いとうみくさんの作品、好きだな。最後のお母さんの対応もいい。ラスト、「バクだよ」が「バカだよ」に見えて、ひとり笑った(笑) 裏表紙にほっこり。2017/12/24
どあら
21
図書館で借りて読了。こんな優しいお兄ちゃんはいいなぁ~!(5分16秒、低学年)2017/07/09
遠い日
11
すぐ泣く泣き虫のにいちゃん。弟のぼくが恥ずかしくなるくらい、幼稚園でもすぐに泣く。そんなにいちゃんが風邪引きで動物園への遠足に行けなかった日にしてくれたすごいこと。にいちゃんの愛は大きくてやさしかった。兄弟愛に溢れたお話。2017/06/29