著者等紹介
長倉洋海[ナガクラヒロミ]
1952年、北海道釧路市生まれ。1980年、勤めていた通信社を辞めフリーの写真家となり、世界の紛争地を精力的に取材する。土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
80
人は何故、どんな時に、祈るのだろうか。似た言葉に「願う」があるが、「願う」と「祈る」はどう違うのだろうか。そもそも、祈るってどういう営みなのだろうか。そんな疑問を抱きながら収められた写真と、添えられた言葉に向き合った。◆私がこれまで祈りとは認識していなかった踊りも祈りのかたち一つだった事に驚いた。そういえば、トルコのメブラーナ教徒たちも踊っていた事を思い出す。日本にも踊念仏があった。◆閑話休題。祈る人々姿から伝わるのは謙虚さだ。自分の至らぬところを内省したり、先祖や宇宙や未来との繋がりを感じている心だ。2020/10/04
ゆみきーにゃ
75
《図書館》読み友さんの感想を読み、読みたいと思った作品。つい先日、お友達と祈りについて話し合い祈りなさいと言われたばかり。世界各地のいのりを捧げる人々の姿、とても美しくとても力強い。2019/07/09
☆よいこ
71
写真絵本。ふりがなあり。世界中の様々な祈りの姿を写真におさめる。美しく敬虔な気持ちになる。▽人は何のために祈るのだろう。祈りは自分自身への問いかけ。いのちのつながり。2020/05/14
yomineko@ヴィタリにゃん
62
祈る。人間も動物も祈る。今日の糧と明日の幸せのために祈る。どうか祈りが天に届きます様に。2024/12/27
ネギっ子gen
53
<世界を旅し、生と死の現場に立ち会った。そこで、数多くのいのりに出会った>著者による、静謐で心に沁みる写真集。わたしと同じオホーツクの近くで、同じ年に今生の命を得た著者ということに加え、この「題名」に惹かれ――。著者はフリーのカメラマンとして、その名が象徴的なように世界各地を旅し、そこに住むそれぞれの人々の姿を活写。最後に、<今日も世界各地で、いのりは続いている。そして、これからも続いていく。人が生きているかぎり。希望を捨てないかぎり。人が人と生きていくかぎり>と。人は何のために祈っているのだろう――。⇒2021/07/07
-
- 和書
- ぼくは原始人になった