出版社内容情報
農家の嫌われ者・キツネを撮り続けた竹田津さん。子育て上手な母、知覚を失ったキツネ等、多くの出会いを美しい写真と文で。
【著者紹介】
1937年、大分県生まれ。獣医師、写真家。1963年より北海道東部において、活動を始める。映画「キタキツネ物語」企画・動物監督。著書「子ぎつねヘレンがのこしたもの」(偕成社)が「子ぎつねヘレン」として映画化され、2006年3月に封切。「えぞ王国」(新潮社)、「オホーツクの十二か月」(福音館書店)、「どうぶつさいばん」シリーズ(偕成社・あべ弘士/絵)ほか、写真集、エッセイ、絵本のテキストに多数の仕事がある。
内容説明
集大成となる写真文集。
著者等紹介
竹田津実[タケタズミノル]
1937年、大分県生まれ。獣医師、写真家。1963年より北海道小清水町において、活動を始める。映画「キタキツネ物語」企画・動物監督。著書『子ぎつねヘレンがのこしたもの』(偕成社)が2006年3月「子ぎつねヘレン」として映画化。『オホーツクの十二か月』(産経児童出版文化賞受賞)、『アフリカ』(旅の文化賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
164
寒い夜。満天の星夜。あなたの声が響くとき、恋文は生まれる。誰しも長く感じる一日がある。風と遊んでごらん。不安に襲われながら巣立つ光りはとても眩しいだろう。私を見つめ続けるキツネがいる。なぜか悲しい顔をしているんだ。怒りに狂った目をしているときもある。ある日は優しい瞳で見つめていた。穏やかに眠っているように。いろいろあるよね。わたしも一緒だよ。静かな草原に行こうか。君は黄昏が似合うから。夕暮れの空をじっと眺めている姿は憧れなんだ。何処へ行くんだい。夢を探しにさ。長い一日が終わったんだね。ここでまた逢おうよ。2023/02/25
円舞曲
12
キツネの瞳に問いかけられる。大切に生きてる?貴女らしく生きてる?自由に生きてる?生命の営みに心が震える。野生のキタキツネよ、いつまでも大地の上で自由であれ!2016/05/15
rinrin
4
すごく素敵な写真集。いつまででも眺めていたいと思わせる。竹田津先生の愛情いっぱいの目線を感じる。2018/01/09
春木
4
狐は美しい。日を浴びて金色に光る毛並み。凛とした佇まい。いたずらっぽく、そして可愛らしく輝く瞳。私も狐に恋文を書きたくなった。2016/08/29
銀
2
なんだか涙がでるほどの、素敵な恋文でした。 2017/10/09
-
- 和書
- 壺の中 美しい数学