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希望への扉 リロダ

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  • サイズ B6判/高さ 20cm
  • 商品コード 9784752005940
  • Cコード C8093

内容説明

故郷を追われたマナポがたどりついた、タイの難民キャンプ。なに不自由ないくらしだけど、なにか足りない…やがて図書館員になる中で、民族の誇りと希望をとりもどしてゆく。

著者等紹介

渡辺有理子[ワタナベユリコ]
東京都出身。法政大学法学部卒業後、日本国際児童図書評議会(JBBY)勤務。私立小学校の司書をへて、2000年より3年間、(社)シャンティ国際ボランティア会の図書館活動指導員として、タイのミャンマー(ビルマ)難民キャンプでの図書館員の養成に携わる。現在は東京学芸大学附属国際中等教育学校の学校司書

小渕もも[オブチモモ]
神奈川県出身。桑沢デザイン研究所研究科卒業。広告雑誌のイラスト、舞台美術、テキスタイルデザインなどのかたわら、個展でオリジナルの作品を発表。海外で居場所を移しながら創作を続け、2004年から2008年まで、タイのチェンマイに住み、エイズの孤児施設で子どもたちと絵を描きながら創作活動をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくべえ

16
〈公図〉小中〜 ★5 5年生向けブックトークで。実話がベースとなった物語。最近、ダダ下がりの自分の仕事のモチベーションアップ&この仕事の原点に立ち返らせてもらえた。子ども向けストーリーの中に、図書館がなぜ必要なのか、絵本が子どもたちに果たす役割、教育の原点、人々の知的財産、全て盛り込まれている。現地スタッフ、図書館員の大変さは想像を遥かに超えると思うが、こんな場所で働いてみたいと思った。今は東京で学校司書の著者の渡辺さんの尊敬すべきお人柄とお仕事ぶりに改めて納得!2019/09/07

魚京童!

15
しょうがないよね。奪わないと奪われるんだから。そして私がほしいんだから。ほしいものはどんな手段をもってしても手に入れる。そうするとこうして手に入れられない人がでてくる。それはしょうがないよね。しょうがないからどうしようもない。力をつけるしかない。戦争は拡大する一方だ。視点を変えてあきらめればいい。そんなものいらないっていう方法もある。だったらもらうからって搾取される一方だ。どうしたらいいのかな。人口が多すぎるんだよね。減らして始めるか、地球から出るか。今中途半端だから、争ってるんだよね。大量の人口を養って2019/10/05

おはなし会 芽ぶっく 

14
著者は2000年から3年間、シャンティ国際ボランティア会(SVA)という日本の教育NGOのスタッフとして、タイにあるミヤンマー難民キャンプの図書館支援に携わり、その経験を基にして書かれた本。「リロダ」とは、ミヤンマーのカレン族の言葉で「図書館」のこと。リロダで働く図書館員は「リロダサラムー」。カレン族の少女マナポは、タイの難民キャンプに入りました。マナポは難民キャンプでの高校生活が残り少なくなったある日、難民キャンプの中にリロダができることを知り、リロダサラムーに応募します…。 2020/03/19

ののまる

13
リロダとはミャンマー(ビルマ)カレン族の言葉で図書館のこと。本や図書館は人々にとってかけがえのないものだが、難民キャンプでは、ひときわその存在が輝く。2017/01/04

どら母 学校図書館を考える

12
ミャンマーが、変化しつつある中、少数民族のカレン族の難民キャンプでの、図書館建設の話。息子が高校生の時、指定された絵本を寄付して、その日本語の上にビルマ語の訳を貼るというボランティアの話がありました。こういう場所に使われていたのかと、感慨深かったです。2016/03/18

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