内容説明
夢がひろがる昆虫美術館。実物大写真241点。
目次
ふしぎな虫おもしろい虫美術館(ジャングルの大道芸;アジアの香り;オシャレな扇子;ナナフシ界の力士;中級サイズの妖精 ほか)
ふしぎな虫おもしろい虫の宝箱(トンボ目;バッタ目;ナナフシ目;カマキリ目;ゴキブリ目 ほか)
著者等紹介
今森光彦[イマモリミツヒコ]
1954年滋賀県生まれ。写真家。琵琶湖をのぞむ田園風景のなかにアトリエを構え、自然と人との関わりをテーマに撮影する。一方、熱帯雨林から砂漠まで、世界の辺境地の訪問を重ね、生物や人などあらゆる自然を見聞し、取材をつづけている。第42回産経児童出版文化賞大賞、第56回小学館児童出版文化賞、第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞など数多くの賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
314
昆虫写真の第一人者、今森光彦の本。「ふしぎな虫おもしろい虫」と冠されているが、本書では擬態昆虫、および特異な形態や色彩を持つ昆虫を主に扱っている。登場するのは、ナナフシ目、ヘビトンボ目、カマキリ目、トンボ目、ゴキブリ目、カメムシ目、バッタ目などである。こと擬態に関してはナナフシも相当に凄いがカマキリだって負けてはいない。擬態のメカニズムを知らないものだから、ただただ驚嘆するばかり。どうしてあんなにまで葉っぱや枝にそっくりに身体を作り替えられるのだろうか。しみじみと進化の不思議を思う。2023/03/24
あすなろ
86
今朝一番にこれ読もうと愛息が手に持って来た本。本というより図鑑だな。自分で小学校の図書の時間に図書室から借り出してきたらしい。彼はホント、昆虫の図鑑が好きらしい。そして見始めれば、写真と共に素晴らしいコメントが一つ一つの虫に。文学好きなパパはその一つ一つの昆虫達へのコメントの方に気を取られた。ここまで上手く全てにコメントつけられるのは凄い。2022/11/19
koke
11
息子に向けて説明文を音読してやりながら一緒に読みました。擬態昆虫が多く取り上げられていますが、これほど奇異な形の生き物がいることが不思議でなりません。人の想像力の外にいます。チョウ目は取り上げられていないのですが、チョウでなくてもこれほど色鮮やかな虫がいることも驚きでした。生物の多様さや地域による偏りなど、不思議で面白く楽しみました。2024/09/07
ぷーきん
11
8歳から。表紙画像だけだと軽めの本に見えますが、けっこうしっかりな本でした。世界の奇想天外な昆虫の標本を1頁に1種、紹介していて昆虫の写真集の様です。奇抜な昆虫ばかりで、親子でギャーギャー言いながら頁をめくりました。また良い事に後半には昆虫の「実物大」写真もあって、息子は実物大が見たい!と大騒ぎでした。世界最大のナナフシとか…本当に30センチあるんですね。目の前にいたら、有り得ない(>_<)ですが、熱帯雨林では違和感無く周りに溶け込んでいるそうで、生命の神秘ですね。2015/05/15
うなぎ
9
世界のカラフルでユニークな昆虫たちのゆかいな図鑑。ナナフシ、カメムシ、バッタ、ハチ、アリ、セミ、カマキリ、ツノゼミ、大体この辺りの奇妙なビジュアルや華やかな色彩の虫達が載ってます。なんて魅力的なムッシーグラビア!ただしガッツリ立派なゴキブリもいるので閲覧注意(P.48〜53とP.194〜196あたり)。マンモスゴキブリかぁ…コロンビアにはこんなヤツがいるのか。名前だけでも凄いわなぁ。チョウとカブト&クワガタ系は別の姉妹本に載ってるので本書には登場しません。2018/03/18