内容説明
「いつもその笑顔を忘れないで。かけがえのない生命を大切に、ぼくたちのぶんまで強く生きて」…戦争で死んだ画学生が伝える熱いメッセージ。
著者等紹介
窪島誠一郎[クボシマセイイチロウ]
1941年、東京生まれ。「信濃デッサン館」「無言館」館主、作家。1964年、東京世田谷で小劇場の草分けとなる「キッド・アイラック・ホール」を設立。1979年、夭折の画家のデッサンを展示する「信濃デッサン館」を開設。1981年、生後すぐ別れた実父水上勉との再会までを綴った「父への手紙」(筑摩書房)で、作家デビュー。その後、六十余点におよぶ著作を刊行。1997年、戦没画学生の慰霊美術館「無言館」を開設。「無言館ものがたり」(講談社)で、第四十六回産系児童出版文化賞、第七回信毎賞、第五十三回菊池寛賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
27
絵本。無言館に来た親子の、実話が元になっています。いじめを苦に自殺しようとしたけれど、戦争でなくなった人を思い、前向きに生きていこうとする話。この手の話は、知覧へ行ったときなどによく聞くよね。小学校高学年から。2015/09/13
退院した雨巫女。
14
《図書館》戦死した美術を愛した画学生さんたち。素敵な作品をみたら、私も頑張らなくては、いけません。2011/09/29
Maiラピ
9
戦没画学生慰霊美術館“無言館”長野上田市。いつか行って見たいな。2011/07/17
yasuko
2
現代も生きにくい。でも、命までは奪わない、心が負けない限りは。戦争時代は生きたくても生きられなかった。辛いけど、苦しいけど、それを乗り越えて生きなくてはと、残された絵や作品が見た者の心に語りかけてくる。2019/12/13
Takao
2
2011年6月10日発行(初版)。不登校になった中学生の少女が「無言館」で戦没画学生の絵を観て、再び勇気を取り戻す、というお話。実際に死者との対話を通じて「生命」を感じるということがある。無言館に所蔵・展示されている作品は全て「遺作」。だが、不思議なことに、ピカソの作品を見ても、ダビンチの作品を見ても「遺作」と感じることはない。無言館では、作品に込められた無念の思いに心を馳せることで、画学生たちがまだ生きていた時代に戻ることができるのかもしれない。本書は窪田氏の創作ではなく、実話を絵本にしたものだそうだ。2018/08/16
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