内容説明
森に春がやってくる!オタマジャクシもモモンガも、木や草の芽も…みんな待っています。
目次
朝の湖
アカエゾマツの林
雪から落ちるしずく
ミズバショウ
バイケイソウ
シダのなかま
オオカメノキの花芽
ミズバショウとナメクジのなかま
エゾモモンガ
アキタブキのフキノトウ〔ほか〕
著者等紹介
小寺卓矢[コデラタクヤ]
1971年、神奈川県生まれ、写真家。日本大学農獣医学部卒業後、カナダ・アラスカへ渡る。帰国後に北海道へ移住し写真家として活動を開始。「自然と人といのちのつながり」をテーマに日本各地の森を撮影し、雑誌等に作品を発表。小学校なども訪れ、子どもたちに森の姿を伝えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
77
春の訪れを感じる写真絵本。表紙の、女の子がバンザイしているような写真は、オオカメノキの芽とのこと。寒さの緩む朝の湖、雪解け水の音が聞こえてきそうなアカエゾマツの林、ツララにぶら下がる大きなしずく、スポットライトのような陽が射すミズバショウ、木のウロから外の様子を伺うエゾモモンガ、土から顔を出すカエル、朗らかに咲く福寿草など、春の喜びに満ち溢れた絵本。2017/02/05
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
75
寒かった冬も終わりを告げ、間もなく春を迎えようとしていました。その一瞬一瞬を切り取った写真絵本です。春がやってきて嬉しい!とバンザイしているような表紙の写真が素敵です♪モモンガのチラ見の写真が可愛かったです。★★★2013/04/14
がらくたどん
58
『ふゆめがっしょうだん』とか『はなをくんくん』と共に冬の景色と空気のなかに小さな春の声を聴く絵本としていつも初春のお話し会の候補に挙がる絵本。冷気に覆われた森に聞こえる微かな雪解けの音、差し込む光。人間は「暦の上では」ってまるでカレンダーに足並みを揃えない季節の方が悪いみたいに言うけれど、森の生き物たちの「春」の合図はきっと違う。「しっている」んだ。風や空気や光を感じて「そろそろかな」って。「もうすぐだね」って思うんだ。「なんで動き出したの?」と聞かれたら答えはひとつしかないよね。「だって春だもん」♪2024/03/11
花ママ
54
桜咲く季節を迎え、久しぶりに読んでみました。 相変わらずオオカメノキの花の芽が、春がきたよとバンザイしてるみたいに見えました。。小さい子にもゆっくりめくりながら読んであげたらいいかと。春の訪れを喜ぶ草花や生き物の姿を、写真がしっかりと捉えています。2025/03/23
東谷くまみ
46
あぁ、春が来る喜びと生命讃歌!!本に出てくる植物も動物もみんな愛おしくてかわいいねぇって写真を擦る。いつもの散歩道ではほら🍀ふわふわのコートを脱いだモクレンの蕾に、こんにちは❣️真冬のふくれスズメもいつの間にかスマートになってる、こんにちは❣️ホトケノザの紫色のカーペット、星を散りばめたようなナズナの群生にもこんにちは❣️少し冷たい北風も春の香りを運んでくる。鼻をヒクヒク動かして、胸いっぱいに空気を吸い込もう!冬の名残の雪がとけたら、新しい靴をおろそうか。春のワクワク、命がうごめく🌱😊✨2024/03/08
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- 和書
- いっしょだよ