内容説明
動物の気持ち、愛しむ言葉、見つめ続け45年。竹田津実が贈るキツネ一家の楽しい子育て物語。
著者等紹介
竹田津実[タケタズミノル]
1937年、大分県生まれ。獣医師、写真家。1963年より北海道東部の小清水町農業協同組合家畜診療所勤務。1970年、同診療所所長。傷ついた野生動物の保護・治療・リハビリ作業を行いながら、四十五年間、キタキツネの生態調査を続ける。現在、北海道東川町在住。1978年、映画「キタキツネ物語」企画・動物監督。写真集、エッセイ、絵本のテキストに多数の仕事がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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lovemys
9
メチャクチャ感動してしまった。子どもができて喜ぶパパも、惜しみない愛情を注ぐママも、何だか嬉しさが伝わってきてジーンとしてしまった。動物も、こんなに愛情を持って家族と過ごしているんだね。育児は母親がする野生動物が多いけど、キツネは父母で育児する。それだからか、やたらと親近感がある。思いっきり育児を楽しんで、独り立ちするためのノウハウも教え、さっと独立させる。深い愛情があるからこその行動だと思う。徹底的に遊び、徹底的に愛情を注ぐ。全く惜しみない行動に感動してしまった。キツネには、いつも心が揺すぶられるなぁ。2022/09/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
5
キタキツネの雌トウとオスギツネの出会い、子育てなど写真での動物記。2023/04/05
さくらんぼ
5
*読み聞かせ*2016/02/26
kazu_tea
5
親ギツネが熱心に子育てしている姿に胸がじーんとしました。子育ての様子が少し人間とも重なって思えるところが面白い。2013/10/09
timeturner
4
うー、やっぱりキツネの子はかわいいなあ。お母さんもお父さんもしっかり子育てするのに、最後には冷酷なほどの子離れが。でも、きっとこれが自然の摂理。人間も見習うべきなのかも。2014/08/03