出版社内容情報
すがすがしい すべてがはじまり
──あの感動を子どもたちといっしょに!
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京都生まれ。詩人。21歳のとき、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以後、詩のほかにも、エッセー、童話、脚本、翻訳など幅広く作品を発表し続ける。「月火水木金土日のうた」でレコード大賞作詞賞(1962年)、『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞(1975年)、「日々の地図」で読売文学賞(1983年)、『世間知ラズ』で萩原朔太郎賞(1993年)など、数多くの賞を受賞
吉村和敏[ヨシムラカズトシ]
1967年、長野県松本市生まれ。写真家。高校卒業後、東京の印刷会社を経て、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューする。以後18年間、自ら決めたテーマを追い求め、1年の半分をカナダやヨーロッパ各国のカントリー・サイドで精力的に撮影活動を続けている。2003年、カナダメディア賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
144
写真も文章も素晴らしい。朝の研ぎ澄まされた空気感が伝わってくる。「おひさまのてがふれるとよるははずかしがってあかくなる」のページが好き。早起きがしたくなる一冊。2021/08/19
ケイ
103
暗い夜からだんだん明るくなっていのが、景色というより心持ちのように私には思えた。眠れない夜をすごした日、夜明け前に無理に寝ようとするよりも、この絵本を開いて暖かい飲み物を飲みながらページを開くと眠れなかったことを焦る気持ちがゆったりするだろう。朝の絵本は、子供たちより大人にぴったりに思える。2015/09/09
MI
101
読友さんからのお薦め本。「誰よりもはやく目を覚ますのは空、おひさまのてにふれると夜は恥ずかしがって赤くなる。」この絵本の出だし。とてもキレイな風景写真と谷川俊太郎の詩がとても心にぐっとくる絵本。海、木、鳥など様々な風景と朝日が重なる。あさはすべてのはじまり。キレイな情景をずっと眺めていたくなる絵本。2023/08/16
やま
99
そこには荘厳な朝の気配が……、その朝の気配にほんの少しの詩が添えられた絵本です。暗く青い空の下からうすい柿色のようなオレンジ色した気配が沸き上がって来ます。そんな朝の気配に「だれよりもはやく めをさますのは そら」と詩が添えられています。次のページには、暗い青い水平線の彼方に赤く暗い……気配に「おひさまのてがふれると よるははずかしがって あかくなる」と一言添えられています。だんだんに青い快晴の空に向かって行きます。そうですスカイブルーの空に白い雲が浮いています、そこに「おはようそら」と……。🌿続く→2021/11/14
紫綺
97
プリンスエドワード島の朝が徐々に明けていく様を、美しい写真と素晴らしい言葉で綴った写真絵本。「おわってしまうものは ひとつもない すべてがはじまり」2013/12/28
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