内容説明
黒と黄色のしまもようが、目にとまりました。空き地の草むらに、大きな網をはったクモがいたのです。コガネグモでした・自然写真家今森光彦の生物記。
著者等紹介
今森光彦[イマモリミツヒコ]
1954年滋賀県生まれ。写真家。第20回木村伊兵衛賞、第48回毎日出版文化賞、第42回産経児童出版文化賞大賞など数多くの賞を受賞
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感想・レビュー
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acesmile@灯れ松明の火
19
うちには高3と小3の息子がいるが、ある日、庭で低い位置に巣を張っているクモを見つけていた。アリ、テントウムシの幼虫、バッタを捕まえてクモの巣に引っ掛けて遊んでいた。「あっ、お尻から糸を出して足でぐるぐる巻きにしてる」「獲物がじっとしているとクモは気づかないんだね」などの発見が有り興味を示したようだ。先日図書館に寄った時にこの本が目に入った。一読して小3の息子に渡してみたら大興奮w「白いギザギザは『隠れ帯』っていうんだって。クモを目立たないように自分で作るんだって」。こんな本選びもあっていいと思う。2014/10/19
Michi
6
面白い。クモがどのように巣を作るか、をみたいと思い、実際に実験・観察するところなんてワクワク。やってみたいなぁ。2015/10/13
遠い日
6
クモ、怖いのだけれど、ジョロウグモだけは子どもの頃、目が離せなかった。色の鮮やかさとソリッドな体と、大きな網と。そして、雨のあとのビーズの粒がくっついたような網の美しさといったらなかった。今森さんの、コガネグモの網を張るようすの観察は興味深い。糸の機能や成分も、ちゃんと理由がある。「かくれ帯」という網のまんなかにつける印が、おもしろい形!実際に見てみたい。子グモには子グモのかわいい網。生き物とはなんて合理的で、愛おしいほど一生懸命なものなんだろうと、思わせられる。2013/05/03
yomuco
2
ページをめくったら、どアップだったりしてびびる。2012/07/10