内容説明
江戸時代の怪談を読んで、時間に興味をもった著者。スポーツの昔の記録から、1秒の長さも、時代とともに変わってきたらしいことに気づく。1秒はいつ、だれがきめたもの?調べていくうちに、時間にかかわる人間の、長~い歴史が見えてきた。
目次
江戸時代から世界記録へ
最新の1秒、最初の中原図書館
2度目の図書館
大きな図書館に行く
理科年表とインターネットを調べる
セイコー時計資料館で
そしてまた資料にもどる
たのみの百科事典
原子の秒のいいだしっぺと1秒の未来
解決した疑問
日本の1秒
これがほんとのお・し・ま・い
著者等紹介
清水徳子[シミズトクコ]
1957年、神奈川県生まれ。大学に学ぶかたわら、デザインの勉強をして、早稲田大学第一文学部を卒業。雑誌の記者をへて、おもに自然科学関連の書籍の編集・ライター稼業にたずさわる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がばいおばちゃん
4
1秒の謎もだんだんわかってくるが、「調べる」ってこういうふうにやるのかぁ~と思ってもらえそう。図書館使ったり専門機関に電話したり、専門家にインタビューしたり。調べる過程がよくわかる。2013/07/02
つき
0
何かを調べるときにどうしたらいいかも一緒に学べる本。2015/12/26
まはもめっさ
0
物事の調べ方のお手本になるような一冊。次々とわいてくる疑問が解決されていく様を追うだけでも面白い。2013/08/11
kiti
0
1秒の長さについて知りたいと思ったきっかけから始まり、まずした行動、借りた本、知ったこと、新たに感じた不思議、行った場所、取材した人、すべてが順番に記載されています。知ったことをただまとめるのではなく、文章で過程を細かく書いているので、調べ学習の参考になります。実際に紹介されている本は読んでみたくなりましたし、施設は見学したくなります。2013/01/14
カフェラテレックス
0
子供にもわかりやすく、1秒という時間の長さをどうやって決めたのか、その歴史から紐解いていく。原子時計が決定打と思いきや、まだまだ変わるかもよ?というのが興味深い。どうやって科学が進歩していくのかの理解も深めていけるかも。2022/04/26