内容説明
十日市晃子さんは、青森県八戸市の六年生。ふと自分の名まえに興味をもった。インターネットで調べたり、図書館の司書の人に相談したり…。電話帳で調べた全国の十日市さんに手紙を出すと、ぞくぞく返事がかえってきた。「わかってきたわ、名字のひみつ!」。
目次
十日市ってめずらしい?
電話帳で十日市をさがせ
過去帳ってなあに?
見知らぬ十日市さんとのつながり
十日市喜代治さんとの出会い
名字博士丹羽先生
十日市の始まり
丹羽先生の信念
めずらしい名字
この本を入れてください
東京の十日市さん、こんにちは
ミスターBのルーツさがし
著者等紹介
十日市晃子[トオカイチアキコ]
1987年9月18日、青森県八戸市に生まれる。小学6年生。八戸聖ウルスラ学院小学校の合奏部でチェロをひく。ジグソーパズルやおりがみがだいすき。夢は宇宙旅行。宇宙人の友達がいたらいいなと思っている。やせの大食いといわれるのがなやみ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
51
八戸市の小学6年生が書いた「調べ学習」の本。このシリーズは基本的に大人の著者が書いていて、子どもが書いた本は本書だけのようだ。数少ない自分の「十日市」姓について、インターネット・電話帳・親戚への聞き取りなどで調査を始め、さらには東京へ行き、苗字研究家の丹羽基二氏にもインタビューする。小学生にだって、ここまで立派な研究ができたことは、賞賛するべき。「調べ学習」の可能性を見た思いがする。2019/07/20
ふさたろう
1
小5娘の夏の自由研究の足しになるかと思い、読みました。フィクションかと思って読み進んでいたら、途中で作者の写真が挿入されており、ドキュメントだとわかり、驚きました。子どもの小学校の夏の自由研究、毎年楽しみに学校に見に行きます。子どもなりの自由な発想と、それをサポートする親(大人)の力が絶妙にブレンドされると、たまに総毛もよだつ程の傑作に出会うこともあります。晃子さんの探究心、大事にされていると良いなと思います。2013/11/09
DBII け
1
自分と同じ6年生のひとが苗字に興味があって、自分の苗字も親戚以外会ったことないし、有名人にもいない苗字だから、家系が気になりました。自分の苗字はGOOGLE検索しても何も出てこない・・・