出版社内容情報
私は11歳の私に言いたいのです。取り返しのつく時間はいつでもあると。去り際に祖母が遺してくれた小さな秘密…「生きること」の意味を教えてくれる、心あたたまる物語。
内容説明
こよみさんは、心にぴったり合う魔法のような言葉をつかう「ことばつかい」。咲は「けなげ」「せつない」「さりげない」ということばも教わった。こよみさんは咲の祖母だ。祖父の沢次さんは「生きものがかり」。命あるものはなんでも好き。クマムシの研究をしている。咲は「そーふ」と呼んでいる。ある日、こよみさんが咲に、「わたしの11歳のときの話をするね」「それは、ちょっと勇気のいる話。さ・も・し・い話」だと言った…。去り際に、祖母が遺した小さな秘密…。「生きること」の意味を教えてくれる心あたたまる物語。
著者等紹介
吉田道子[ヨシダミチコ]
東京生まれ。博多、京都で育つ。小学校3年生までに、引っ越しすること6回。それぞれの土地で、ことばの違いやおもしろさに出会う。いまは、湖と峠のある町に住み、川の魚のいろいろを飼っている。『ヤマトシジミの食卓』(くもん出版)で日本児童文学者協会賞受賞
さげさかのりこ[サゲサカノリコ]
静岡県生まれ。イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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