絵本・名人伝

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絵本・名人伝

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  • サイズ A4変判/ページ数 36p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784751528433
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

むかし中国に、天下一の弓の名人になろうと決意した若者がいた。若者は弓の名人に弟子入りするが、言い渡された修業は、「まばたきをするな」。ただそれだけの奇妙なものだった。以来、男はまばたきをせずに2年を過ごした。眠っているときでさえ、その眼は大きく見開いたままだった。

やがて、若者は師をしのぐほどに成長し、さらなる奥義をもとめて西へと旅立つが……。



名人とは、道をきわめるとは、いったいどういうことなのか?

「山月記」で知られる中島敦の傑作短編を、画家の小林豊が絵本化!

中島 敦[ナカジマ アツシ]
原著

小林 豊[コバヤシ ユタカ]
著・文・その他/イラスト

内容説明

目の修行に5年。弓を使わず獲物を射る修行に9年。真の名人は、何を射抜いたのか?

著者等紹介

中島敦[ナカジマアツシ]
1909~1942年。東京四谷生まれ。小説家。家は祖父の代から漢学者だった。東京帝国大学文学部国文科卒業後、横浜高等女学校の国語と英語の教師になる。1941年、南洋庁の教科書編集書記としてパラオ島に赴任するが、翌年帰国

小林豊[コバヤシユタカ]
1946年、東京深川生まれ。日本画家、絵本作家。『せかいいちうつくしいぼくの村』(ポプラ社)で絵本の創作を手がけ、産経児童出版文化賞を受賞。中東やアジア各地をたびたび訪れ、そこで出会った風景と人びとを作品に描き、各国の読者の幅広い支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

124
原作の作品は読んだことがあるのですが詳細は忘れていました。原作を読んでいなくてもこの絵本はそれだけで素晴らしい作品といえます。中国の邯鄲というところの話で、弓の道を極めることを熱心に行っていた若者が師匠などに弟子入りをして年をとって最後には無の境地に入るということなのでしょう。ひとつのことを極めるということの難しさ(あるいはむなしさ?)を書いているのかもしれません。2019/01/27

よこたん

41
“弓矢のいるうちは射の射じゃ。不射の射にごりっぱな道具はいらぬ” 中島敦の『名人伝』は、絵本になってもやはり難しい…。向上心を持ち、地道な修行を続けて、技が身につくと、むくむくと湧きあがる功名心や慢心。人の心はなかなか凪いではいられない。頂点を目指しても、先にはまた超人がいる。中国は広い。名人のうわさは巷を駆け巡る。誰もその技を目にしたものはないというのに。不射の射は、果たして会得されたのだろうか。これは、原作も読むべきなのだろうが、更にグルグルと迷いこむ予感しかない。2018/08/19

aiaimo`olelo

27
読メ仲間さんのレビューで興味を持ち手に取りました😌 弓への道を極め続けんとする中国の青年、紀昌。目の修行に5年、「不射之射」修行に9年…。弓道をちょろっとしていた身ですが「手腕で射るな、胸で射ろ」「頭で射るな、精神で射ろ」はなんとはなく理解できても、不射之射は想像すら及ばない世界。射自体が自分の中で当たり前のこととなった時、射すらも忘れ去る。ならば、空気を吸うことが当たり前の私たちは空気を吸う名人なのか?執着を捨て去ることが名人なのか?老荘思想も少し考えつつ、偶像に翻弄される市井の民には明日の我が身…。2022/12/01

紫陽花と雨

27
あの山月記で有名な中島敦の「名人伝」が絵本に!原作は夢中になってバス降りそびれそうになりましたが、絵本はサクサクすすみますね…その分なんだか物足りない感。蚤が大きく見えるところの絵の表現がとても面白かった。中島敦版をもう一度読みたくなりました。2019/11/11

杏子

23
次男の高校の夏休み宿題で、教科書で勉強した『山月記』の作者、中島敦の作品を読んで感想を書くべし、というのがあるそうなので。原文はどれも難しそうなので、参考になるかと思って借りてきた。ちょうど新刊で入ってよかった。タイムリー…!読んでみたけど、絵本でも難しい内容。読むことはできると思うけど、解釈が。がんばれ次男ー!2018/08/02

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