出版社内容情報
風もお日様も昨日とちがう。まちにまった僕らの季節がやってきた!里山と海に恵まれた四国在住の画家が日本の夏の風物を描いた絵本。あさから げんきな セミのこえ/ことしも あえた なつのおと/ちりりん ちりりん なつがきた/里山と海に恵まれた四国在住の画家が、日本の夏の風物をみごとに描いた絵本!
羽尻 利門[ハジリ トシカド]
著者等紹介
羽尻利門[ハジリトシカド]
1980年、兵庫県生まれ。幼いころから京都で育ち、立命館大学で国際関係を学ぶ。在学中に香港中文大学へ留学。貿易会社勤務ののち、イラストレーターに転身。2006年、第7回インターナショナル・イラストレーション・コンペティションで優秀賞受賞。小学校教科書、カレンダー、児童書のさし絵などを多く手がける。『夏がきた』は、文と絵を共に手がけた、初のオリジナル作品。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
149
夏がきた 2017.06発行。字の大きさは…大。田舎の海岸の風景が、とても良く描かれた夏の絵本です。字は、少し書いて有ります。皆様のレビューを見て手に取りました。見ていて何故か懐かしくなってきます。なぜだろう・・・と、思っていて・・・著者の略歴を見て納得しました。小さい頃に、家族で・・・海岸に遊びに行ったことが有りました。その時の風景がよみがえって来たのです。 羽尻利門さんの絵を見るのは、始めてです。 絵本を開けたら夏でした、あぁ・・・田舎の海岸の風景が、男の子が元気いっぱいで走り回る姿がとてもいいです。2020/09/17
ままこ
96
ページを開くと夏の音があちこちから聴こえる。細かいところまで描かれ生き生きとしたノスタルジックな羽尻さんの絵は見ていて楽しい。懐かしさと共に子供の頃のワクワクした夏が蘇る。2022/08/01
けんとまん1007
82
う~ん、懐かしい。そうそう、夏はこんな感じだった。そんな夏の香りが匂ってくる。走り回り、汗をかき、アイスクリームやスイカを食べる。そして、縁側とか風が通るところでゴロンと昼寝。2020/07/12
seacalf
76
なにこれ、ずるい。この見事な表紙を見るだけで期待感に胸が膨らんでしまう。ページを開いてまたびっくり。構図が本当にうまいこと。わくわくさせる夏の前触れ、夏の思い出がぎゅうっと結晶化されて封じ込められている。この絵本のような純和風な家や海辺で過ごした訳でもないのに、どうしてこんなにも自分自身の幼少期の夏休みが喚起されるのだろう。構図の妙もさることながら、無垢な少年時代の幸福感が見事に描かれているからだろうか。汗だくになるのも構わず走り回ったあの頃を思い出したい時にまたページを開きたい。2017/11/06
nana
59
子供はあまり興味をもてなかったよう。私は住んでいた田舎を思い出して絵を眺めるだけでもほっこり。昔ながらの風景。 表紙のコントラストが素敵だし、イラスト集みたい。2018/08/24