北極の宝もの

スミス，ダナ【文】〈Ｓｍｉｔｈ，Ｄａｎｎａ〉/ホワイト，リー【絵】〈Ｗｈｉｔｅ，Ｌｅｅ〉/みはら いずみ【訳】

あすなろ書房（2016/11発売）

• サイズ A4判／ページ数 32p／高さ 21X27cm
• 商品コード 9784751528242
• NDC分類 E
• Cコード C8797

出版社内容情報

それは、とくべつ寒い日の、天からの贈りもの。北極圏に生きる人々の暮らしと、オーロラを心待ちにする少女を描いた美しい絵本！雪と氷に閉ざされ、あたりが白一色におおわれる北極の冬。ある日、「きれいな色が見たい」という女の子に、おじいちゃんは「宝もの」の存在を教えます。色のない世界に突如あらわれる、あざやかなオーロラ！それは、とくべつ寒い日の、天からの贈りものでした。北極圏に生きる人びとの暮らしと、オーロラを心待ちにする少女を描いた美しい絵本です。

ダナ・スミス［スミス ダナ］

リー・ホワイト［ホワイト リー］

みはら いずみ［ミハラ イズミ］

内容説明

それは、とくべつ寒い日の天からの贈りもの。白一色の北極に、心おどる「色」がおりてくる！昼間も暗い北極の冬。ここにしかないたいせつな宝ものとは？心は冬のツンドラへ！新たな世界に出会う絵本。

著者等紹介

スミス，ダナ［スミス，ダナ］ ［Ｓｍｉｔｈ，Ｄａｎｎａ］
アメリカ、ユタ州生まれ。大学卒業後、しばらく主婦業・母親業に専念。１９９８年、米国児童図書作家・画家協会の会員となり、本格的に作家をめざす。２００４年、第１作“Ａ　Ｗｉｌｄ　Ｃｏｗｂｏｙ”を刊行

ホワイト，リー［ホワイト，リー］ ［Ｗｈｉｔｅ，Ｌｅｅ］
アメリカ、カリフォルニア州にあるアートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業。コネティカット州のハートフォード大学で美術学修士号を取得。児童書や絵本の絵を描くかたわら、商業デザインも手がける

みはらいずみ［ミハライズミ］
三原泉。１９６３年、宮崎県生まれ。東京大学文学部卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[MI]

北極の冬、どこをみても銀世界。けれどここにしかない宝物がある。真夜中にみんな出かけて緑、赤、青などキレイなオーロラを観に行く。北極の冬の寒さとオーロラのキレイな絵に心が癒される。

2023/10/31

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

北極の冬は昼間も暗く白の世界。そこに住むおじいちゃんと二人暮らしらしき女の子は、白の世界で色を探します。色を待つ女の子は、ある晩おじいちゃんにしっかり身支度してついていくと・・・そこには女の子が求めていたステキな色とりどりの宝ものが…。

2020/10/28

[マツユキ]

色のない北極の春はどんなんだろう。色を求める人々が楽しみにしていたのは…。想像のつかない北極の自然ですが、暖かく、鮮やかに描いていて、素敵な絵本でした。

2024/03/28

[ケニオミ]

色のない世界である冬の北極。その時期の北極での宝物はいったい何なのかしらと思いながら読み進めました。なるほど、宝物はこれでしたか。非常にインパクトのある贈り物で、僕も欲しいです。

2016/12/14

[遠い日]

冬の北極は色が消えた世界。世界からまるで色が逃げ出したみたい。そんな厳しい寒さの中、その時がやってくる。豪華な自然の色の乱舞。人は色を浴び、色に浸り、その美しさを堪能する。オーロラ。まさに宝物。

2017/01/31