著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年~1933年。詩人、童話作家。生前に刊行されたのは『春と修羅』(詩集)と『注文の多い料理店』(童話集)のみであり、ほぼ無名に近い存在であった。没後、詩人の草野心平(1903年~1988年)らに見いだされ、多くの作品群が世に知られることとなった
松成真理子[マツナリマリコ]
絵本作家、イラストレーター、『まいごのどんぐり』(童心社)で児童文芸賞新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MI
86
宮沢賢治の詩にステキな絵をつけた絵本。ほのぼのとした絵に賢治の詩がマッチしてよかった。2024/02/17
就寝30分前
35
みんなにでくのぼーとよばれ ほめられもせず くにもされず そういうものに わたしはなりたい。。。私は嫌だ。俗物で結構。けどこの詩は好きだ。2018/11/16
かず
26
20年前、悩む私に対して恩師が提示してくださったが、当時は読書習慣がなく、そのまま未読が続いたが、昨年度末で退職され、新型コロナの影響の為中々慰労会もできない中で、ふと読んでみたくなった。30分間に7回読みました。最初は言葉の一つ一つを考え考え、細切れに処理していましたが、徐々に自己流の解釈が練られていき、最後は何となく詩と同化したような感覚を得ました。その私の解釈は、「報恩」、この一語に尽きます。あらゆるものを恩恵と捉え、それに対して如何に恩返ししていくか、それが人生の意味なのだと悟りました。2021/01/25
る*る*る
26
多くの出版社から発行されている、宮沢本。読み聞かせには小ぶりですが、一番気に入った♪松成真理子さんの描く「雨ニモマケズ」は、ふわっとした中に強いメッセージが伝わる。文字の配置も読みやすく、小学生にわかりやすい。デザイン名久井直子さん!2016/01/16
mntmt
25
たまに、読み返したくなる詩。”ホメラレモセズ クニモサレズ” の箇所が好き。絵も良かった。2016/10/03