内容説明
「蛙の詩人」「天の詩人」「富士山の詩人」などさまざまな異名を持つ詩人、草野心平。その独自の世界観とリズミカルな言葉を味わう。味わい、理解を深めるための名詩入門。
目次
秋の夜の会話
ヤマカガシの腹の中から仲間に告げるゲリゲの言葉
えぼ
おれも眠ろう
春殖
ぐりまの死
ごびらっふの独白
青い水たんぼ
エレジーあるもりあおがえるのこと
石〔ほか〕
著者等紹介
萩原昌好[ハギワラマサヨシ]
1939年神奈川県に生まれる。東京教育大学、同大学院を卒業後、埼玉大学教授、十文字女子大学教授を経て、現在に至る。宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員
秦好史郎[ハタコウシロウ]
1965年兵庫県に生まれる。京都精華大学美術学部卒業。絵本作家、イラストレーター、ブックデザイナーとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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かおりんご
23
ひさしぶりの草野心平。蛙に特化した詩が多くて、面白い。「る」だけで詩を作れるなんて考えたこともなかったです。2014/02/02
遠い日
7
在るものを在るがままに見る。そして、吹き込まれた命の底知れない力強さと輝き。どんなものにも命を見る詩人は、時として現実の苛酷さを嘆き、時には自然の大いなる姿を味わう。泥臭さの極みがこんなに洗練された風景を映し出すなんて!2017/01/20
ゆう
7
「五月」「驟雨直後」が気に入りました。表紙のかえるもちょこんとかわいらしい。2014/07/18
榊原 香織
2
蛙の詩が好き2020/03/24
ろびん
2
解説が子供向けにしても微妙……。詩はやはり好みなので別の本を探したいです。2018/04/01