ぼくとくまさん

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  • サイズ B5判/ページ数 31p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784751522769
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

おとこのこのへやにはなんでもあります。山や谷、それに月だって!でも、いちばんたいせつなのは…シュルヴィッツのデビュー作、待望の初邦訳。

著者等紹介

シュルヴィッツ,ユリ[シュルヴィッツ,ユリ][Shulevitz,Uri]
1935年、ポーランドのワルシャワに生まれる。4歳で第2次世界大戦をむかえワルシャワを離れ、パリ、イスラエルに移った後、1959年、アメリカに渡る。ニューヨーク在住。主な作品に『よあけ』(福音館書店)、『ゆき』(あすなろ書房・コルデコット賞銀賞・日本絵本賞翻訳絵本賞受賞)、『空とぶ船と世界一のばか』(岩波書店・コルデコット賞金賞受賞)、『あるげつようびのあさ』(徳間書店)などがある

さくまゆみこ[サクマユミコ]
1947年、東京に生まれる。東京都立大学仏文科卒業。出版社勤務を経て、フリーの翻訳家ならびに玉川大学国際言語文化学科講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

96
ユリ・シュルヴィッツ強化週間。シュルヴィッツの絵本デビュー作。ポーランド出身でフランスやイスラエルを転々としていた24歳のシュルヴィッツがニューヨークで挿絵の仕事を探しながら、慣れない英語で描いた絵本。小さな家に住む男の子と、空想で彩られた男の子の持ち物、そして、ぬいぐるみのクマとの友情を描く。しばらく遊んでないからといって、決して忘れてしまった訳ではなく、ある時、「あれがない」と騒ぎ始めるのは、うちの娘も同じだ。なじみのおもちゃがなくなったときの喪失感と、見つかったときの安堵感がよく表現された作品。2016/04/05

tokotoko

45
小さな家に住む、小さな男の子がお部屋の中を案内してくれます。細いペンと淡い色の絵の具で描かれた絵が、ささやかだけれど、穏やかな少年の毎日を伝えてくれます。すべてがそろっているようにみえるお部屋だけれど、たった一つ、足りないものがあって・・・。小さい頃こんなに可愛かった・・・男の子もいるんだ!?って思わずニッコリしてしまうと思います。最後に訳者のさくまゆみこさんが、「この絵本について思うこと」を寄せています。それを読むと、作者の優しさや瑞々しさが絵にも文にもあふれていたことに気づき、きっとまたニッコリです!2014/11/01

chiaki

43
シュルビッツのデビュー作。ぼくの部屋というちいさな世界には、自分だけのお城も月も山も星もある。そんなぼくが大切な存在、くまさんに気づくおはなし。シュルビッツの、余白たっぷりシンプルな絵がとても趣があって味わい深い。クマのプーさん『プー横丁にたった家』で、ロビンがプーに騎士の称号を与えぬいぐるみ遊びを卒業する場面に擬えて書かれているのかもとあとがきに!2021/06/13

スプーン

40
何でも持っている「ぼく」に欠けていたもの。 目では見えないものが、一番大切。2024/02/23

Rosemary*

39
シュルヴィッツさんのデビュー作だったんですね。偶然手にした一冊がとても好きになりました。3色しか使っていないのに余白の使い方のせいか、とても柔らかくてほのぼのとした印象。それぞれのカットも発想が素敵です。くまさんがみつかってからもとても温かい。2014/06/14

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