私が売られた日

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784751522028
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

どしゃぶりの雨。それは神の流した涙だった。悪夢のような2日間によってゆがめられた運命…。知られざる奴隷市の真実に迫る異色の歴史小説。

著者等紹介

レスター,ジュリアス[レスター,ジュリアス][Lester,Julius]
1939年、アメリカ生まれ。フィスク大学で文学を学ぶ。現在、マサチューセッツ州アマースト大学教授

金利光[キムイグァン]
1945年、広島生まれ。京都大学英米文学科卒業。翻訳工房パディントン&コンパニイを共同主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KI

31
自由は人間であるということなのかもしれない。2020/07/13

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

9
『授業で役立つブックトーク』 https://bookmeter.com/books/5540025 より備忘録。【社会 テーマ アメリカ・公民権への道】サヨナラ愛しのプラネット 地球カレンダー→あなたがもし奴隷だったら…→とどまることなく 奴隷解放につくした黒人女性 ソジャーナ。トゥルース→私が売られた日→ローザ→キング牧師の力づよいことば→黒人差別とアメリカ公民権運動 名もなき人々の戦いの記録→世界がもし100人の村だったら→せかいのひとびと2020/08/07

やまはるか

8
 負債返済のために450人もの奴隷が競りにかけられた1859年ジョージア州であったアメリカ史上最大の奴隷市を題材に、愛する者から引き裂かれ売られた少女の物語。競りで一人に付けられた最高額は1750ドル、最低額は250ドルと著者あとがきに。貧しい少年や売られる奴隷が登場する話は辛いことは分かっている。楽しむ読書ではない。興味本位でも向学心でもない。自分が読むことのできる言語で記された本がある以上えり好みせずに読む。意地か義務感かと問えば意地に近いかも知れない。手にした本は全て読む。暗い本の後は明るい本を。2020/05/02

紅咲文庫

8
原題は『DAY OF TEARS』。同じ農園で働いていた429人の奴隷が売り渡されたせり市、その間ずっと人の話し声もかき消すような雨が降っていた。強制的に働かされ意図的に教育から遠ざけられ、南部の農園経営を支えさせられた奴隷制度。そのひずみはおそらく今も正されない部分があるのだろうけど、ファブル夫人がエマの言葉で気づかされたように“ごくささいなことが、人の心に大きな影響を与えられる”。読書は個人的な行動だが、読み感じた事は間違いなく一つの経験であり、読む前と後では自分のあり方も変化する。大きな経験をした。2019/08/25

星落秋風五丈原

5
金利光訳。どしゃぶりの雨。それは神の流した涙だった。悪夢のような2日間によってゆがめられた運命…。奴隷制度の是非が問われ始めたこの時代、人間の数だけドラマがあった。知られざる奴隷市の真実に迫る、異色の歴史小説。 2006/10/23

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