パーラ〈上〉沈黙の町

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 281p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784751521366
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

出版社内容情報

「モモ」の再来!? ドイツ児童文学の巨星ラルフ・イーザウの最高傑作!語り部ガスパーレをおそった奇妙な言葉の病が町中に広がり始めた! “詩人の町”シレンチアを舞台に言葉泥棒と戦うひとりの少女の物語。  小学校高学年から


 「モモ」や「はてしない物語」などで有名な世界的ファンタジー作家、ミヒャエル・エンデの紹介でデビュー、日本での第一作「ネシャン・サーガ」は3部作累計で60万部の売上と、今最も期待されているドイツのファンタジー作家、ラルフ・イーザウ。夢と現実という2つの世界が交差する壮大な「ネシャン・サーガ」、何者かの手によって失われてゆく記憶を取り戻すべく奔走する双子の姉弟の冒険を描く「盗まれた記憶の博物館」(ともにあすなろ書房)は、どちらも中高生の熱狂的な支持を受け、新作を待つ読者の声はヒートアップ。
 2004年、満を持して発売されるこの「パーラ」。その魅力はなんといっても主人公の少女、パーラ。花柄のワンピースで敵の居城に乗りこみ、知恵と頭を使って突き進む姿は痛快そのもの。剣と魔法で竜と戦って…。そんなファンタジーのイメージをくつがえす異色の作品。そしてパーラが自由自在に操るテンポの良い言葉。ふだん何気なく使う“言葉”の楽しさ、大切さが伝わってくる。


内容説明

語り部ガスパーレをおそった奇妙な「ことばの病」。詩人の町シレンチアはじわじわと病にむしばまれていく。ガスパーレを助けるため、ひとり果敢に謎に立ち向かうパーラを受けていたものは…。

著者等紹介

イーザウ,ラルフ[イーザウ,ラルフ][Isau,Ralf]
1956年ベルリン生まれ。コンピュータのソフトウェア設計の仕事のかたわらファンタジー小説を書きはじめ、作品がミヒャエル・エンデの目にとまり、作家デビューした。シュツットガルト近郊在住

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。上智大学、ケルン大学、ミュンスター大学に学び、現在は和光大学表現文化学科教授。子どもに関わる表現全般に取り組みつつ、現代ドイツの児童文学、ヤングアダルト小説の研究と紹介を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がるっち

4
訳本の違和感少々あり。Ralf Isau、ミヒャエル・エンデの目に止まった、っていうところで、私のタイプではないのかなぁ、と思った。2010/03/19

ノックス

2
上・下巻とも読み終わりました。 言葉あそびがたくさん出てきて、面白い反面難しいところもあって思ったより読み終わるのに時間がかかってしまいました。 新しい言葉が生まれると共に古い言葉は使われなくなり、消えていく。すべての言葉には意味があって、言葉があるからこそ人は相手の気持ちを知り、理解することができる。 謎かけファンタジーを読みながら、たくさんのことを知った本でした。2016/07/21

にゃんぞう

2
読書が習慣化してから、言葉の大切さを感じてます^_^なので、言葉をテーマにしたこのファンタジーは正直おもろすぎる!2017/04/15

早織

2
ことばを使う者として、読んでよかった。解けない謎がじれったい。続きが気になってしかたない。2015/01/22

madder

1
詩人の街の奇妙な病。物語や詩が大好きな主人公パーラは悲しんだり苦しんだりもがきながらも「ことばの病」の謎に立ち向かっていく…。 ラルフ・イーザウさんのファンタジー作品はどれも好きで、こちらは小学生以来の再読。やっぱりすごく面白くて、280ページを一気読みしました!当時は意識していなかったけど、これ和訳本なんですよね。物語の中心となる「ソネット」も「ことば」も全く違和感なくて、むしろ原語版はどういう表現だったんだろうと不思議に思ってしまうくらい。訳者の酒寄進一さんの言葉選びも注目ポイントかなと思います。2022/11/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/378676
  • ご注意事項

最近チェックした商品