出版社内容情報
2ひきの子ネズミ、スニッピーとスナッピーの冒険を描いた、楽しく、かわいいお話。『100まんびきのねこ』の作者による名作絵本。 幼児~小学校中学年
内容説明
2ひきの子ねずみ、スニッピーとスナッピーがくりひろげる大冒険。『100まんびきのねこ』の作者、ワンダ・ガアグの名作絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
ニひきの子ねずみスニッピーとスナッピーは『ねずみしんぶん』で報じられた、大きな食料棚の中にある大きなチーズのニュースに期待を膨らませながら毛糸玉を転がし続けます。たどり着いた一軒の家で、絨毯や椅子、モップ、ランプ、鏡などなど様々な見慣れないものに遭遇して、危うくネズミ取りに!!!子ねずみたちの冒険にドキドキ。ワンダ・ガアグのモノクロの絵がとても素敵♡2021/02/25
anne@灯れ松明の火
15
読友さんご紹介。隣市書庫。白黒の絵がかえってスッキリしてオシャレな印象。「ころんころんころん」 「たったかたったか たったかたったか」の擬態語がかわいい。最後の「ぜったいぜったいぜったいぜったいに」の繰り返しに気持ちがこもっていて、くすっと笑ってしまった(^^) 手づくり絵本ではよくやるけれど、既成の本でも、こんなふうに文字をうねらせるんだな。雰囲気が伝わっていいな♪2014/03/08
ツキノ
14
こねずみのスニッピーとスナッピーが巣穴の外に転がった毛糸玉を追いかけて外の世界へ。のぼっておりて、の道の描き方がとてもいい。おうちの中に入り、おとうさんねずみが新聞を読んで話していた「食料棚の中にある大きなチーズ」があるのでは、とドキドキ。絨毯の模様や椅子の足をにおいのない花、幹が4本もある木、と捉えているのが可笑しいと同時に「なるほど」と納得する。危うくネズミトリに引っ掛かりそうなところをおとうさんねずみに救われる。昔話を聞いて育ったというガアグの真骨頂が発揮された名作。2017/12/23
ochatomo
13
アメリカのおしゃれなモノクロ絵本で、ワンダ・ガアグさんデビュー3年後の作品新訳 子ネズミの冒険を横長見開きの流れるような構図で精緻に愉快にたっぷり描く 元本1931年 初邦訳は1979年「すにっぴいとすなっぴい」 1999刊2021/01/27
カラスノエンドウ
11
スニッピーとスナッピーは野ねずみの子。毛糸玉を転がして遊んでいたら、1軒の家にたどり着きました… 2匹が初めて目にする家の中での様子が可愛い♪そりゃ、花模様の絨毯には香りがないし、ぺちゃんこだから隠れられないわよねぇ。いす、モップ、電気スタンド、そして…? ガアグさんの絵は細やかで丁寧。モノクロの世界が活き活きとしています。2019/08/11